焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

東京都台東区 冨味屋 歴史だけではない「うまい」焼肉屋

冨味屋(東京都台東区浅草)

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Address 東京都台東区浅草2丁目14−7

TEL   03-3844-3667

最寄駅   浅草駅

駐車場   無し

 

浅草にある路地に密集した焼肉集積エリア。

冨味屋(ふみや)もそんな路地にて営業している焼肉屋のひとつ。路地に集まる系の店はいろいろなエリアでありますが、雰囲気だけで判断する人はとてつもなく良い評価していて、実際に食べてみると悲しい現実に突き落とされることがあります。しかし!冨味屋はそんなことは無かった。

圧倒的な肉の質ときめっきめのタレたち、すごくうまい。価格も安く言うこと無し、人におすすめできる素晴らしい焼肉屋です。 

 

冨味屋は昭和35年創業 以前はホルモン系統が名物だったようだが今は正肉もすばらしくうまい 

 

手元の参考資料

焼肉横丁を行く 彩流社 

 

を読んでみると、冨味屋の店主に取材している内容が記載されている。

話の内容をまとめると

  • 昭和35年創業
  • 取材当時(2005年)のおすすめはホルモン
  • 浅草の焼肉街には済州島出身者が多い 

 

などといった情報が書いてある。ホルモンがおすすめという事でしたが、今回利用してみると正肉のラインナップもなかなか。代替わりしてから店の改修そしてメニューのテコ入れなどが行われたとみている。

 

とにかく安い冨味屋の焼肉 値段気にせずガンガン頼むことができます

 

冨味屋のメニュー表を見てください。

 

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基本的に希少部位や上位の部位が「1,500円」で統一されており、非常にわかりやすいメニュー構成をしています。

 

1,500円は他の店と比較すると安価な部類に入りますので、価格はわかりやすくして量で調整しているのか?と思ったわけですが、実際に頼んでみて驚きました。

 

量が多い。 

 

少量がぽつんと皿に乗って出てて来る店も世の中にはありますが、そんなことは全然なくて、デロっとした肉がのった皿が出てきますので安心してください。

 

その日の良い部位はお店の人が教えてくれたので安心だった

 

冨味屋ではオーダー時にいろいろと仕入れ状況に合わせておすすめの肉を教えてくれました。

 

これは安心感がありますよね、肉のプロがみて良い状態の肉を教えてくれるわけですから。

 

私が利用した日は「ササミ」が良いとのことでしたので、アドバイスに従い追加注文時に頼みました。

 

ササミ 1,500円

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これが大正解でした。肉厚なカットは歯ごたえも適度にあり、脂と肉汁の溢れ具合も素晴らしく食べておいしい肉でした。

 

赤身焼きシャブ(シンシン) 1,000円

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シンシンを使った焼きシャブも美味でした。

シンシンは後ろ脚の付け、内側にあるシンタマ内の中心部。モモ肉は硬いイメージを持つ方も多くいますが、シンシンは赤身主体でありながら固すぎないのが非常に良いです。

そのシンシンを薄くスライスしてタレでバチバチに決めてサッと焼いて食べるこの焼きシャブがまずい訳が無い。

すさまじくご飯を食べ進めてしまいました。

 

タン 1,600円

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タンはタン元の部分とタン中の部分のもあり合わせでした。

表面に置かれているのがタン元だと思うので、順番通りに焼いてしまうと最初に味の強いタン元を食べて、2枚目以降に歯ごたえがあり脂分の少ないタン中の順番になってしまいます。

順番については好みがわかれますが、最初の最初の一口にタン元を食べるのが私は好きなので、このままの順番で焼いて食べました。

店オリジナルの胡椒をつけて食べるのも美味。

 

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上ハラミ 1,800円 上ロース1,500円

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今ブログを書きながら気付きましたが、冨味屋で一番高額なメニューはもしかしたら上ハラミ1,800円だと思われます。

一番高額なメニューで1,800円、、、庶民的な店です。

このハラミすごく美味いです。タレでしっかりと味がつけられており、噛みしめるとハラミ特有の肉汁とタレと脂分が口の中で折り重なり、素晴らしい味わいとなります。

 

上ロース、この日はマキの部分だったようですが、日によって上ロースと呼称する部位は変わる様です。きめ細やかなマキの部分は非常に美味しかったです。

 

ハラミ 1,000円

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上ハラミがうますぎたので、比較のためにハラミ1,000円も追加注文してみました。

 

こちらも美味しかったのですが、やはり上ハラミと比較してしますと少し落ちます。ただ、圧倒的にボリュームもありそして上ハラミよりタレで決まっている姿が様になっています。ご飯をすすませる恐ろしき代物でした。

 

 

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上記以外にもたくさんたくさん肉を頼んで食べました。料金が安いので安心して頼んでしまうのは店側の罠でしょか?お腹がはちきれるほど食べました。

しかし、安かった。

最初にも書きましたが、歴史だけ古くておいしくない焼肉屋って結構あります。最近だと偽グルメサイトがほぼ食べてもいないくせに、おすすめ●選などとしてまとめたりしているわけですが、食べてみると首をひねってします店もたくさんあります。

 

冨味屋は、そんな店たちとは一線を画し非常に美味しくて、そして安くて、おそろしきポテンシャルを持った焼肉屋でした。これは自信をもって人にすすめることができるお店です。ごちそうさまでした!!

 

浅草の焼肉屋も食べつくしたい!!

 

今は西側が勢いある東京ですが、昔は浅草・上野中心に盛り上がっていたんです。

浅草には古くから営業している焼肉屋が多く、そしてうまい・おもしろいがそろっています。

ちょっとだけ浅草の焼肉屋さんたちをご紹介します。

 

本とさや:浅草の焼肉と言ったらまずはここでしょ

金楽:塩対応を受けるか受けないかは運しだい、肉はおいしい

肉のすずき:浅草焼肉界隈のエルドラド まじでうまい

冨味屋:名店です。牡蠣も美味しいです。雰囲気込みで最高です

大福園:昭和の焼肉ってこんなかんじ。たぶん。

金燈園:一説によるとギャンブラーのために朝から営業してくれている

幸福:出だし最高だったのだが、、、

ビースト:浅草焼肉界の新たな夜明け

ちゃっぴー:浅草付近で犬と一緒に焼肉食べたくなったらここなんです