焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

福島県郡山市 もうもう亭 私がもう少し大人になったら真髄が分かるのかも

もうもう亭

Address 福島県郡山市朝日3-6-3 朝日レジデンス1F

TEL   024-923-9437

最寄駅   郡山富田駅

駐車場   有り

 

福島県でずっと評価されている郡山市の「もうもう亭」

焼肉食べ歩き勢としては利用してみたいなとずっと思っていましたが、郡山宿泊の機会がありさっそく予約して利用してきました。
前日に電話予約で席は確保できております。

 

もうもう亭は郡山駅からだとタクシー利用が現実的

 

郡山駅からは約3キロほどの距離がありますので、車以外だとタクシーが現実的な移動手段。
私は歩いてみたのですが、死ぬほど遠かった。

 

ようやくお店到着!と入口のような場所に向かうとそこは旧入口なのか、他の入口が図示されています。

 

↑メインの入口に見えるこちらの入口はテイクアウト専門の入口でした

 

指定の通り向かった先にある入口は、店の規模とはちょっと似つかわしくない小さなエントランス。

 

といって、すぐに店員さんが迎えに来てくれるわけでもないので、本当に合っているのか?と不安になりましたが、少し待っていると店員が案内してくれてようやくの入店です。

 

高級焼肉屋だったのですが、入り口は違和感を持つほどに少し小さいし分かりにくい。

まあこれで肉の味が変わるわけでは無いので良いですが、入店したらすぐにお店側が気づくシステムは導入したほうが良いと思います。

 

もうもう亭は東北唯一の神戸ビーフの指定登録店 食べてみるのがよろし

 

メニューを見ると、東北唯一の神戸ビーフ指定登録店!と銘打っていたわりには、焼肉メニューだとロースの用意しかないですね。どうしても神戸ビーフ食べたい場合はステーキがメインの選択肢になるようです。

 

  • 神戸牛ロース   7,000円/ハーフ3,500円
  • シャトーブリアン 7,500円/ハーフ3,850円
  • ザブトン     3,900円/ハーフ2,000円
  • 米沢牛ロース   4,000円/ハーフ2,100円

出典:もうもう亭メニュー

 

銘柄牛でいうと神戸ビーフの他に米沢牛の記述もありましたが、こちらもロースのみの対応となっています。

うれしいことにほぼ全てのメニューで「ハーフ」の用意がありましたので、一人焼肉でも問題なし!

 

そして皆さまお気づきでしょうか?ハーフの料金体系ですが、神戸牛ロースだけお得感があります。神戸牛ロースだけ単純に半分の価格で設定してくれており、他のメニューたちはハーフサイズにありがちな、なぜかハーフだけ少し高い設定。

 

これはお店からのメッセージです。「神戸牛はハーフで頼んでも良いのよ♪」

聞こえます、私には聞こえます。いや、確かに聞こえました。

 

ということで頼みました。

 

ハーフ攻めで多品種食べることができるのは最高だよ

 

この日、もうもう亭で食べた肉は

 

  • 神戸牛ロース ハーフ 3,500円
  • 上ハラミ   ハーフ 2,000円
  • ヒレ     ハーフ 1,900円
  • 上タン    ハーフ 2,850円

となります。

ハーフでこの金額帯ですので、もうもう亭は結構な高級焼肉屋さんということなりますね。


特に、
上タンの金額はハーフでなければ、「5,500円」 ですので、結構金額であることは間違いないです。今まで見た中だと叙々苑游玄亭の次に高い。

 

上タン

 

出てくる順番がちぐはぐな気がしましたが、タンの到着を待ってタンから食べました。
ハーフだからなのか、多くの焼肉屋での「タン」をさらに半分にカットした一口サイズのお上品カットでしたが、このタンえぐいぐらい美味かったです。


タンの表現で「サクッ」と表現してしまうことがあるのですが、このタンこそ「サクッ」です。


前歯でサクリと噛み切って、そこから溢れです肉汁と脂の洪水はタンならではの体験。
これは本当に美味しい。

 

ただ、一口食べてみて思ったのですが、この店味付けは非常に淡い。簡単に言うと薄い。


これはタンだけではなく、他の肉、サイドメニューたちにも言えることができ、
卓上に置いてある塩が大活躍でした。

 

 

私は、どんなに肉が良くても、というより良い肉だからこそお店の主張として味付けをしてくれている方向性が好きですが、あくまでこれは個人の好み。


人によっては素材の味わいをそのまま楽しみたい。という方もいるかもしれません。
そんな方にはこのもうもう体の焼肉はフィットするのだと思います。

 

神戸牛ロース

 

神戸牛ロースは圧巻の甘みです。とにかく脂が甘い。醤油+わさび もしくはニンニクを進められますが、

 

 

つけダレが美味しいお店でしたのでつけダレメインで食べてみました。

 

これは!!!

 

焼肉である必然性は感じられなかったものの、美味しい肉であることは間違いなし。

 

お店のメニューが正しくて、やっぱりこれぐらいの肉になるとステーキの方が良さが出せるのかもしれません。

これも味付け無しの肉ですのでお好みで塩かけたほうが美味しいと思います。

 

 

上ハラミ、ヒレともにお上品な味付けで好みによっては最強。私的には少しだけ不満足。となっております。

 

上ハラミ

 

ヒレ

 

淡い、全てが淡い。

 

お上品すぎるんですね、私には。

 

サイドメニューたちも好みがドンピシャという感じは無かった

 

その他、サイドメニューではキムチの盛合せ、コムタンスープ、センマイ刺しを食べましたが、どれも帯に短し襷に長しといった具合でした。


キムチはカクテキとオイキムチは美味しかったですが、白菜キムチは酸味が強すぎてつらかった。まあ、夏場のキムチは本当にむずかしいので日によっては美味しいキムチなのだと思います。

 

 

コムタンスープは、スープ自体は最高レベルで美味しい。

 

トロリとしたスープは牛の旨味とコラーゲンと脂が溶け出しており、上唇とした唇がくっつきます。反面、これも味が薄くて塩を投入したのと、なんだか具が少なくちょっと寂しいコムタンではありました。

岡山某焼肉店のコマ切れスープを思い出させる品でした。スープは最強にうまいがゆえに少し悲しみです。

 

 

色々と書いてしまいましたが、地方の高級焼肉店としての存在感は強烈なものがあります。


高くて美味しい焼肉屋が地元にあることはいいことです。
非常に良い体験ができました。ごちそうさまです。