高津楽洛亭
Address 大阪府大阪市中央区高津3丁目13−14
TEL 不明
最寄駅 近鉄日本橋駅
駐車場 無し
難波・日本橋周辺には「楽洛亭」の名が付くお店が3店舗あります。この高津楽洛亭もその一つ。立地的には一番なんばからは遠くにあります。
もう見た目から最高の焼肉屋さんで、街に根付いた焼肉屋としてのたたずまいがある種の美しさまで感じさせます。
入りにくいかもしれませんが、入ってしまえば優しく対応してくれます
高津楽洛亭は見た目が良すぎるが故に、雰囲気ビンビンで初見では少し入りにくいかもしれませんね。
ただ、勇気を出して入ってみると店主もお母さんも優しい方で、すごく良い焼肉時間を過ごすことができるお店でした。
カウンター席もあり一人焼肉にはとても向いたお店でした。
店内にはメニュー表ではなく、掲示物としてメニューが張り出されています。
肉部分を拡大してみるとこんな感じ。
とても安価に焼肉を楽しめることが分かってもらえると思います。
この日は、
- センマイ刺し
- ロース
- ホルモン盛合せ
追加で
- ツラ
をオーダーしています。
ホルモンミックスには、ハツ・ウルテ・テッチャン・ツラなどが入っていたのですが、どれも美味しくてにんまり。
その中でもツラが本当に美味しくて、思わず追加してしまいました。
最高に美味しかったツラ(ホホ肉)
ツラ(ツラミ)のカットは独特で多くの店が薄くスライスするわけですが、この店ではごろッと歯ごたえを楽しむカット。
これ、顎と歯が悪い人には地獄ですが、顎と歯が強い人には最高の味わいをもたらしてくれます。
このツラを食べるだけでも価値ある店でした。
スライスタイプも良いですが、鹿児島県の霧島市などでもこういったカットで地元の人々に愛されている「あご肉」があります。
歯と顎が丈夫であるならば、、、という前提条件は付きますが、そうであるならばこのカットは大いにあり。むしろ万人にこの部位の旨さが伝わるのはごろッとカットなのではないかとも思ったりします。
楽洛亭共通の見た目のつけダレ、レシピは共有されているわけでは無いらしい
高津楽洛亭のつけダレですが、濃厚なタレを深型の皿に大量に入れてくれているタイプ。
これは、なんば駅前の楽洛亭本店とほぼ同じスタイルですね。
関係性が気になったので店主と思わしき人に聞いてみたところ、ご親族が経営されているお店でした。
高津楽洛亭から見て、
なんば駅近く高島屋前の楽洛亭本店は、おじいさんが始めた最初の店
日本橋にある楽洛亭は、母型のおじさんおばさんが経営
とのことです。それぞれ別資本で経営されていて、名前は一緒だがつながりあって経営しているわけでは無いようです。
タレ等も大元は同じかもしれませんが、今では独自に進化を遂げているようです。
実際に食べてみても、本店と比べて高津楽洛亭のタレの方が塩分が薄いように感じます。この辺りは好みが分かれそうです。
ちなみに、本店食べたときの記録がこちら
高津楽洛亭ではホルモン食べるのが良い感じ
ツラミでノックアウトされたわけですが、その他ロース、ホルモンミックスも食べてみての感想としては、
正肉よりも内臓(ホルモン)が良い感じの味付けだと思います。
こってり濃厚のもみダレは正肉にも合いますが、、、
やっぱりデロッとしたホルモンたちにすごくマッチしている
ホルモンミックスは、レバー・ウルテ・テッチャン・ハツ・ツラなど贅沢に多品種入っているのもうれしいです。
昔懐かしいタイプのガスロースターにたくさんのせてガンガン焼いて食べていくのが見た目にも素晴らしい。
無煙ロースターでは無いので、服に匂いが付くのはしかたの無いこと。
逆ドレスコードで匂いが付いてよい服で利用するのが正解です。
肉自体のカットは小ぶりなのですが、内臓系は焼けるのも時間がかかりますし、何より濃厚な味付けがこのカットとマッチしていて美味しい焼肉でした。
大阪の街に根付いた焼肉屋を探している方には非常に良い店だと思います。腹いっぱい食べました。ごちそうさまです。