焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

広島県三原市 味々亭 駅から遠くて住宅街で、それでも残るのには理由がある

焼肉味々亭

Address 広島県三原市宮浦6丁目5−18

TEL   0848-62-5597

最寄駅   三原駅

駐車場   有り

 

三原市の住宅街の中にある焼肉屋

大通りからも一つ中に入りますし、そもそも住宅街ですしかなり狙って探さないとわからない場所に味々亭はあります。

近隣に住む友人に案内され利用してきました。週末などは予約しておいたほうが無難なようです。

 

コウネ・ガリなどのご当地名称のメニューを見るだけで楽しい

 

かなりの数の焼肉屋を食べ歩いていますが、ご当地メニューならぬご当地名称の肉たちが並んでいるのは珍しいです。

 

広島県では、ガリ・コウネなどの他のエリアだとなかなか聞くことのない名前の肉が多くの焼肉屋のメニュー表に並んでいます。

 

この味々亭でもガリ・コウネの文字を見ることができ、もちろん美味しく食べることができます。

 

これだけでも食べ歩きする価値がありますよね。

 

ちなみにコウネ・ガリとは

 

コウネ

サンカクバラの下側の部分 他のエリアでは「ブリスケ」と呼ばれることが一般的です

 

ガリ(豚の喉軟骨)

牛の喉軟骨はウルテですが、豚の場合にはガリと呼ぶようです。

 

 

ちなみに他の店だとあまり見ないですが、味々亭だと「ハツ」のことも「ヤサキ」と表記してあり、少し異なる雰囲気を味わえます。

 

価格も安価で頼みやすいと思います。広島県での焼肉チャンスでは積極的に食べて、ご自身の焼肉経験値を高めましょう。

 

ハーフも用意されている神対応 どの肉も美味しかったです!

 

この日食べたのは

  • 特上ロース ×1.5
  • 特上カルビ ×1.5
  • 上ハラミ ×2
  • 並ハラミ
  • コウネ
  • ガリ
  • ホルモン
  • ヤサキ(ハツ)
  • レバー
  • 上タン

 

友人との利用でしたので、男二人で腹いっぱい食べました。

※ハーフもできるお店なので、ハーフで頼んだ肉は0.5人前表記です

 

肉の感想としては

 

  • 上ハラミ → とても良い
  • 特上ロース → 良い
  • 特上カルビ → 良い
  • ハラミ → うまい
  • コウネ → おもしろい、うまい
  • ガリ → すごく面白い
  • ヤサキ → ハツですね
  • ホルモン → ブリブリ
  • レバー → それなり
  • 上タン → 味付け忘れた

 

と、大部分の肉は満足満足。とても美味しい焼肉屋です。

 

上ハラミ

タレとハラミの脂が程よくマッチ。厚みがこれぐらいのほうが食べ応えと共に焼くのも容易で焼肉としては好みです。

 

比較で並ハラミの画像

 

見てもらうとわかる通り、断然上ハラミのほうが良いです。並ハラミも赤身部分が強くなり、それはそれで好みの方もいる味わいだと思いますが、上ハラミのほうが食感も適度で脂も美味しくおすすめできます。

一人前の価格差が300円なのですが、それ以上の満足度の差はあると思いますよ。

 

 

特上カルビ+特上ロース

特上ロース、カルビはハーフアンドハーフで頼むことができるので、
一人で複数種類食べたい人にも優しいつくりとなっています。どちらも美味しい肉です。脂もくどくなかったです。コウネ以外の肉たちは冷凍の「れ」の字も感じることが無い状態で提供されます。これだけでもかなりしっかりと焼肉に向き合っているお店であることがうかがい知れますね。

 

コウネ(ブリスケ)

前述したコウネを焼いている画像

 

コウネはゴリゴリに冷凍されていましたが、カット自体がとても薄くカットしてくれているので、ロースターに乗せた瞬間には溶けていた。と思うほど気になりませんでした。

食感もあり楽しめる部位でした。

 

ガリ(左)とホルモン(右)

私は初めてウルテを焼肉で食べたのが、東京の鶯谷園でした。

その時もカルチャーショックを受けたのですが、今回のガリ体験も同様の体験です。

ゴリゴリ感が非常に気持ちいい食材ですね。味も濃厚で豚の味をしっかりと感じるのに、食感は豚肉ではない。脳みそが混乱します。

これはご飯主体で攻める焼肉の場面でもよいですが、お酒主体で攻める焼肉だとさらに真価を発揮する食材かもしれません。飲み主体の人はどうぞ。

 

ホルモンは脂たっぷりタイプ。

この店全体的にホルモンの鮮度が抜群です。古くからやっている焼肉屋さんですので、仕入れがしっかりとしているのでしょう。正肉以上に一朝一夕でレベルを高められないのがホルモンの難しいところ。

 

味々亭のホルモンたちはどれ食べても新鮮でおいしかったです。

 

 

タンは自分で味付けするタイプだったのでご注意を

 

唯一の注意点は、タンは塩コショウを用いて自分で味付けするタイプのお店です。

 

 

ときどき在る!!この手のお店。提供時の姿だと味付け無いのでご注意を。


何も味付けしないで食べており、なんだかなーーと思っていたらテーブルの上に持ってきてくれた塩コショウを発見しました。


焦らずしっかりと味付けしてから食べましょう。

 

 

タレが濃厚で最初のインパクトが強いですが、食べ進めるとこれだけでは飽きる可能性があります。

 


お店側も認識しているようで、要望があればニンニクも薬味として出してくれるようですが、翌日の仕事を考えて遠慮しておきました。
ニンニク入れたらまた違った楽しみ方ができるのかもしれません。

 

ちなみに、当ブログの点数では「6点」としていますが、最後の最後まで「7点」と悩みに悩みました。

最終的に6点としたのですが、それは一切れ当たりの肉のサイズが小さく一口で味わえる肉の量が少ない=味わいに満足感が乏しかった。という理由です。

 

これは人によっては、この味々亭のカットのサイズが適切ということもありますので、あくまで私個人の好みの話です。

 

三原駅からも遠く、幹線道路からもひとつはじれた路地にお店は面しています。そして周囲は完全なる住宅街と立地は悪いですが、それでも長きにわたってお店を守り抜けているのには理由があります。つまりうまい。

なかなか狙っていく場所でも無いですが、近くで焼肉の禁断症状が出たときにでも利用してみましょう!