北海道焼肉 北うし
Address 非公開
TEL 非公開
最寄駅 -
駐車場 無し
会員制・紹介制と言われている札幌の高級焼肉屋である「北海道焼肉北うし」で焼肉のコースを食べてみました。
支払い料金はそれなりの金額になりましたが、その価値がある美味しい焼肉コースで満足感高いです。
とにかくわかりにくい北うしの場所 ある焼肉屋の2階にあります
調べたら即わかる情報ですが、一応お店的には場所や電話番号は非公開らしいので本ブログでは「非公開」としております。ただし、上の画像を見てもらえれば、どの焼肉屋の2階にあるかは分かるはずです。
注意点としては、一度某焼肉屋に入った「後」に左側にある扉を開けて階段を進むという初見殺し仕様です。
流石に焼肉屋の中にさらに焼肉屋へ続くルートがあるとは思わず、私は20分ぐらい迷いました。
北海道焼肉北うしの予約は食べログからすることができました
北うしは会員制・紹介制のようですが、日によっては食べログでの予約も受け付けてくれています。私も食べログで予約しました。すごく便利。
コースはビジターコースとして2つ用意されており、私は18,000円のコースをチョイス。
出典:食べログ
コースの違いは予約する際に吟味しましたが、この日の内容で言うと
- 季節のスペシャリテの有無
- メインが2品なのか、1品(選択制)の違い
が差のようです。
食べてみての感想は、スペシャリテ(この日は蝦夷鮑と和牛の摺流し)がすこぶる美味しかったですし、
メインもサーロインの焼きすき、フィレのステーキサンド共においしかったので、2,000円追加でこの体験ができるのであれば、断然18,000円コースをおすすめします。
量的に同席したメンバーは女性たちだったので食べきれるかな?と不安でしたが、全15品のコースでお腹がちょうど満腹、といった量でしたので満足だったようです。
いわゆる一般的な焼肉というよりは焼肉を使ったコース料理
全てお店側が焼いてくれるフルアテンド型の焼肉で、というよりむしろその他料理含めたコース料理なのでした。
肉以上にその他の料理たちが美味しくて全体的な満足度が高いです。
前菜
一番下にあるのは60日間熟成の生ハムとのこと。
これは!!!サラミですね。味わいはサラミです。奥に鎮座しているトリュフが乗った椀が美味しかったです。
次に出てきたのは、ストレートに表現するのであれば金〇
自分の語彙力の無さに驚きますが、見たまま金〇だと思いました。
金〇のはずもなく…開けると中には美しいサーロインユッケ
このユッケが非常に素晴らしく、脂が口の中で蕩けます。
オレイン酸等の不飽和脂肪酸が多く含まれ脂の融点が低いと推察できます。口の中にべたッと残る牛の脂もありますが、このサーロインユッケはその反対、本当に口の中で溶けていくため、嫌な食感は一切残りませんでした。
キムチすら洒落ている
魚介とフルーツのキムチだそうです(この日は海老とイチゴ)
いやいやいや、ちょっと待て。キムチは白菜と大根ときゅうりのセットでしょ。ぎりぎり許して鱈の臓物でチャンジャでしょ。エゴマが出てきたら歓喜でしょとか思っている私の価値観はどうやら古いようです。エビとイチゴ、これがキムチですか。
海老は魚介ということで馴染みのある味わいでしたが、イチゴのキムチは最後まで脳が判別に困っていました。
不思議な味わい。
肝心の肉たちにようやく入っていきましたが、最初は和牛のタンとハラミ
どちらも和牛のモノが食べられるだけで幸せな品ですが、
北うしのタンとハラミ、、、素晴らしかったです。
特にタンは垂涎の一品で、フルアテンドということもありお店の人が丁寧に丁寧に仕上げてくれました。
テーブルの上にずっとあったこの網、なんなんだろう?と思っていたら、
肉をのせる皿でした。
余計な脂が落ちる仕掛けなのでしょうか? タンは外はサクッと仕上がっていますが、中身はジューシー、咀嚼するほどに脂と肉汁で口の中が幸せに包まれます。とても良かった。
ハラミはタン以上に脂と肉汁、特に肉汁の量がやばくてすさまじい。これまた素晴らしく美味しいハラミでした。
シャトーブリアン
焼肉において厚切りの肉って必要ない宗派の私ですが、このシャトーブリアンも良かったですよ!危うく改宗するところでした。
しっかりと焼き目を付けた後に、一度肉を休ませるために皿に戻します。
「肉って休ませるんですか?」と同席者は興味津々でしたが、私はすでに幼少期から美味しんぼで知っていた知識でしたので、ドキドキすることなく当たり前のように見ることができました。
出典:美味しんぼ
このステーキ名人の伝助さんの焼き方でステーキにチャレンジした人は多数いるはず。
一度熱を入れた肉を置いておくことにより余熱で中に火を入れているわけですね。
厚さもあり、また焼肉屋のロースターだとかなり難しい焼きだったと思いますが、おいしいステーキとして仕上がっておりました。
前述したスペシャリテ
蝦夷鮑と和牛の摺流し
濃厚スープとアワビの味わいが良いです。
さらにここにカリッカリに揚げてあるライスボールを投入し、最後はスープとライスボールを崩して絡め、リゾットのようにして食べました。
突き崩せないほどカリカリに挙げられているので最初の一突きは難儀しましたが、一度崩壊させた後はスープの水分も協力してくれたので容易に崩せました。
味わいとしても味として濃厚なスープを日本人の友であるご飯が吸収し、味わいを和らげながら素敵な味に変貌させました。すごいね、料理って。
シンシン
忘れたころに普通の焼肉
思い返すとやっぱり焼肉というよりは、肉を使ったコースに焼肉屋の形態を使っているだけの気もします。
画像撮り忘れていますが、このシンシンをつけるためのつけダレが非常に秀逸でさらりとしながら味が濃厚で美味しいつけダレでした。
たちポン
皿、、、でか!!
たぶん、全員思うはず。そしてこの皿の用途に思いを馳せるはず。容量ちっちゃ!
白子の美味ししい時期でしたが、下のソースとの相性が良かった。
素材が美味しいゆえにそのまま出され、一口目美味しけど二口目飽きるということが私は白子に対してあるあるで持つ感情なのですが、この皿にはそれは無かったですね。
フィレのステーキサンド
この手のステーキサンドと〆の冷麺は流行っているのでしょうか?
大阪の肉匠なか田で食べたカレー風味も美味しかったですが、北うしの複雑な味わいのステーキサンドも良いですね。
なか田は単純明快にうまかった。北うしは咀嚼するほどに美味かった。
最後は焼きすき
た、たまごがうめーー、見事すぎるたまごです。
肉以上に味が強くてサーロインに負けていないのがすごい。
量的に焼きすき1枚なのですが、たまごが余ってもったいない。許されるならご飯にかけて食べたい。そこにはシンシンつけて食べたつけダレを流し込みたい。
しめは冷麺か肉茶漬け選べましたが、
全員冷麺選びました。この冷麺、汁が濃厚。流体力学専攻している人であればレイノルズ数気になるぐらい、さらりとどろりの中間にある不思議な粘性、クセになる味わいでそしてさっぱりとした味わいは最後の一品として良かったですね。
デザートはモンブラン
モンブランはなんと目の前で完成します。専用器具から栗のモシャモシャしている奴がブニューと出てきます。
擬音使いまくると美味しくなさそうだから不思議ですね。でも、パクパク食べれて美味しかったですよ。
肉だけではなくお酒飲む人にも良いお店のようです
ワインの品ぞろえも素晴らしく、お酒を飲む方からすると垂涎の品もかなり安価に提供されていました。(といってもそもそも高いお酒なので結構な値段であることは間違いありませんが)
酒飲みにも素晴らしいお店。
北海道各地の牛たちがメインの肉ですので、北海道グルメとしての利用もありです。料金はそれなりにしますが、個室でゆったりと食事が楽しめる環境で、おいしい北海道の牛たちを食べるのはとても良いですね。
とてもおいしい焼肉でした。ごちそうさまでした。