焼肉の名門天壇祇園本店
Address 京都府京都市東山区宮川筋1丁目225
TEL 075-551-4129
最寄駅 祇園四条駅
駐車場 有り
京都で焼肉食べ歩くなら外せないお店の一つに天壇があります。
この店、京都の焼肉屋で提供されることが多い「洗いダレ」が生まれた店とされています。洗いダレの真髄を味わうためにはやっぱり本家本元のお店に行って見るのが一番だと思い利用してみました。
洗いダレに疑問を持っていたが、源流をたどってみると素晴らしいタレだった
日本全国の焼肉屋を食べ歩いている中で、ときどき出てくる「洗いダレ」
京都はもちろんのこと、大阪の焼肉屋でも見ることが出てくることがあります。
洗いダレに出会う度に感じていたのは、「これ何のためにあるのだろう?」です。
存在意義が見いだせず、常々不思議に思っていたのです。
焼肉のおいしさってタレによる味の付加や、焼いてすぐに食べられるため、脂が蕩ける味わいなど複数ありますが、
これまで私が食べていたようなピントがずれた「洗いダレ」を用いることによって、脂は流れ出るし、
温度は低くなって口当たりも悪くなるし、なにより味の付加が無くむしろ減らしていると感じていました。
つまり存在意義が分からない。
一般的な焼肉のつけダレの方が勝っていると勝手に判断していたわけです。
ということで、天壇は洗いダレ発祥のお店とはいいますが、そんなに期待せずに食べに行ったんです。
そして、良い意味で期待を裏切ってくれたんです。
天壇の洗いダレは、出汁のベースがあるのですが、酸味や他の味わいがしっかりと付加されていて、洗うというより味の付加がしっかりと有るタレでした。
これは、洗いダレ流行る理由が分かります。大元のお店の洗いダレが美味しいのですから。
味付けしたお肉をお出汁のようなつけたれで食べる天壇の焼肉スタイルは、50年以上にわたり京都で愛されてきた焼肉文化です。
さっぱりした後口とお肉のうまみを引き出すこの「つけたれ」は1965年の天壇創業時より自家製で作り続けています。
黄金色に透き通った天壇のつけたれは、牛骨などを長時間かけて煮込み、旨味を抽出したスープをベースに作っています。
出典:天壇
天壇のホームページを見ると、ベースとなっているのは牛骨の出汁のようです。そこに味わい的に酸味を強く感じますので、酢が加えられていると思います。
この旨味と酸味の複合技で素晴らしいタレが出来上がっております。
天壇ロースを食べるのです。それが正解。
- 天壇ロース
- みすじ
- ホルモン盛合せ
- 上タン
を食べましたが、この店天壇ロース以外はちょっと落ちます。
ミスジも良かったですが、値段とのバランスを考えると他の店でも食べられる。
でも、この天壇ロースと洗いダレのコンボはこの店でしか食べることができないです。
ということで天壇ではロースを食べることが正解っぽいですね。
適度に厚みがあり、そして大降りにカットされたロースを、ミディアムレア状態に焼き上げて、洗いダレの中をくぐらせると…うまい。これは美味しい焼肉です。
一応、他の肉たちもご紹介
ミスジ
濃厚なもみダレに漬けられたミスジはおいしい肉ではありましたが、洗いダレとの相性を考えてしまうと、ロースに軍配が上がります。
タン塩
このタンはあまりおいしいとは思わなかったです。
ただ、天壇はしっかり味付け系の焼肉屋さんなので、一定水準以上に味わえるので私みたいに焼肉屋に行って点数付けるみたいな悪趣味な人以外は楽しめるのかもしれません。
ホルモンミックス
ホルモンミックスは面白いスタイルをとっています。
数種類のホルモンたちから好みのホルモンを3種選べます。ツラミ、アカセン、上ミノをチョイスしました。
塩だれと洗いダレの愛称は特に…だったので、やっぱりロースしか勝たん。
どうしても洗いダレを基準として肉を見てしまいます。
ということで、やっぱりロース、とにかくロース。それが天壇での最適解だと確信しました。
天壇にはロイヤルフロアがある。2回目の訪問はロイヤルしたいと考えています。
この天壇には面白い趣向があります。
それは階層によって提供する肉自体が変わるというものです。
祇園本店の3階はロイヤルフロアと名付けられた特別な空間です
ロイヤルフロアは全室個室の特別フロアです。メニューも当フロア専用のものをご用意しており、焼肉コースも単品もお楽しみ頂けます。
出典:天壇
メニューもHPで見れるので確認してみましたが、価格帯も全くの別物。
これは、、、行きたい!
今回予約を入れる際も存在を知っていましたが、天壇ビギナーな私がいきなりロイヤルはダメでしょうと思い、一般フロアを予約しました。
2回目の訪問時はロイヤルでロイヤル決めると心に決めております。
天壇ロース+洗いダレは一度は食べておきたい組み合わせだと思いますよ。
ごちそうさまでした!