焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

三重県松阪市 脇田屋 勝手にホルモン界のブラックカレーと名付けました!

元祖ホルモン 脇田屋 本店

Address 三重県松阪市長月町12

TEL   0598-22-1129

最寄駅   松阪駅

駐車場   有り

 

松阪エリアでホルモン、味噌だれこの二つの掛け算の先にあるお店は「脇田屋本店」なのだと思います。

20年以上昔の焼肉雑誌を見ても取り上げられており、古くから地元で有名だったことが伺い知れます。

 

八丁味噌ベースの味噌だれがこの店の最強の鉾

 

特徴は何といっても味噌だれ、そしてホルモンですね。

この二つの組み合わせは、近隣の焼肉屋も食べ歩きましたが脇田屋が一枚上手な感じがしました。

どうですか、この味噌ダレまみれのホルモンの姿は。

 

照りによりある種神々しくさえ見える。人もいるかもしれない。


他の松阪で味噌ダレだしているお店よりも印象に残るのは、理由としては、味噌だれの「クセの強さ」だと思います。

 

↑八丁味噌ベースのオリジナルタレは濃厚でクセになります。

 

松阪エリアで味噌ダレで焼肉食べること知らない人が、知らないままに店に入ったらこのタレみて驚くだろうな。これで焼肉食うのかよ!と憤慨するかもしれませんね。

 


美味しい!と思う人にはたまらないタレですが、反対に、合わない人には全く合わない可能性もある諸刃の剣、魅惑のタレ。でもやっぱりハマる人が多いのだと思います。色と相まって、思い出すのは包丁人味平のブラックカレー

 

出典:包丁人味平

 

ハマってしまった人は本当に魔法がかかったようにホルモンを食らいつくすまで食べ進める。。。それぐらい特徴があって面白いタレです。

 

ホルモンだ、この店は内臓の店なんだ

 

この日は、ホルモンの他にホホ肉と松阪牛上ロースを食べています。

 

本当は松阪牛特上タン食べたかったのですが、昼の時点で売り切れでした。

悲しい、やっぱり銘柄牛の産地に来たらロースとかカルビとかどうでもいいので、タンやハラミ、そして内臓を食べたいんです。

何故なら特に内臓は足が速いため産地で消費されることが多いから。東京にいたら松阪牛扱っている店はたくさんあっても、松阪牛の内臓扱っている店は本当に少なくなります。

安くて気軽に内臓食べるための銘柄牛の産地なんです。

この日は、、、我慢です。

 

不思議な名前が付いたハラミを食べる

 

ホホ肉(なぜかハラミ)

出典:じゃらん 脇田屋本店

画像撮影したつもりだったけど、無かった涙

日本全国の焼肉屋を食べ歩いていますが、このメニューの作り方は初めてです。

なんと、ハラミ(横隔膜)をホホ肉と名付けて出しています。

通常、ホホ肉はツラミと名付けられて出されることが多いので、初見でああツラミか、となった後によく見てみるとハラミ、一瞬頭の中が混乱しましたね、これは。

 

そして食べてびっくり、やっぱりハラミでした。味噌ダレ以外の味付けが全くない中でもハラミは結構脂と肉汁が多い部位ですから美味しく食べることはできました。

でも、ホルモンの方がうまい。

 


松阪牛上ロース

 

松阪牛上ロースは、、、許せん。まったく味が付いていない状況での提供。卓上に置かれた塩・コショウ、本当ですか?これで味つけるの?とビビりました。
味付けすら客に任せるとなるとこれはお店側の調理の放棄です。

 

しかも、塩もコショウも良く見るやつ!

と、一人で切れていましたが、脇田屋に限って言えばそれでも全然大丈夫でした。

 

なぜならタレが濃厚ですべてを包み込んじゃうから。

 

結局、味付けの無いロースも焼いて味噌ダレにぶち込めば、オールOK。

最高に美味しかったです。

でも、やっぱりホルモンの方がうまい。

 

ということでやっぱり脇田屋を最高に楽しむためにはホルモンを筆頭に内臓系を頼むのが良いのかもしれません。

フレッシュな内臓と、味噌ダレの見事のまでの「アンバランス」

しかし、なぜか調和しているのは不思議です。

 

焦げている?いいんです、いいんです、タレが甘くてどうせ焦げるんだから火が通りにくい内臓系は一気に網に乗せて焼き上げてガシガシ食べるのが好きなんです。

とにかく、脂と味噌まみれに汚れながら、白米と食べるホルモンは至高ですね。

非常においしかったです。ごちそうさまでした!