焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

鹿児島県南種子町 美の吉食堂 イギリスから伝わった歴史ある鶏が食える

美の吉食堂(鹿児島県南種子町中之上)

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Address 鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2264−4

TEL    0997-26-0033

最寄駅   -

駐車場   有り

 

鹿児島県の種子島には、150年以上前にイギリスから伝わったとされるインギー鶏という天然記念物があります。

そのインギー鶏に黄斑プリマスロックを掛け合わせF1化したものが「インギー地鶏」となり、このインギー地鶏は種子島内で食すことが可能です。美の吉食堂では鉄板を持ちてインギー地鶏を簡易焼肉のように食べられることから、幻のインギー地鶏を食べるために利用してきました。

 

焼肉屋ではないので、固形燃料を使った鉄板調理で食すインギー地鶏

できれば、焼肉屋のようなスタイルでインギー地鶏をたくさん食べてみたかったのですが、私のリサーチではそのような店を見つけることが出来なかったです。

その代わり、固形燃料を使った簡易鉄板調理にて焼いて食べることができるお店がありました。

それが美の吉食堂です。

 

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鉄板調理ができる定食があったので、簡易焼肉として食べてきました。

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難破船から始まったインギー鶏の歴史。種子島の方々の素晴らしさがわかるエピソードでほっこり

 

インギー地鶏は明治27年にイギリスの貿易船のピンチを種子島の島民たちが救ったことから歴史が始まっています。

 

インギー鶏と種子島の歴史は古く明治27年迄遡る必要があります。

イギリスの貿易帆船「ドラメルタン号」が上海から香港に向かう中で暴風に合い遭難、それが種子島に流れ着き、島民がイギリス人たちを介抱した結果、お礼に渡された品の中にインギー鶏が含まれていたようです。

出典:ゆらゆらまったり

 

イギリスからプレゼントされた鶏ですが、元々は中国の鶏を船に積んでいたようで、品種としては中国原産の鶏のようです。

 

その後、種子島の方々はこのインギー鶏を友好の証として大切に大切に育てました。150年近くたった今でもしっかりと品種が守れている状態にあることは、驚嘆に値します。

 

インギー地鶏は猛々しい野性味あふれる食感だった。かみしめるほどに美味い肉です。

 

F1種といっても、古くからの原種に近いからでしょうか?

インギー地鶏の肉は、噛みしめるほどに旨味がでる。つまり、よく噛むことが前提となる歯ごたえのある鶏肉です。

 

 

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これについては賛否両論あると思います。私は香川県の名物料理骨付鳥も、親とひなの2種では、固い親が好きです。理由は噛めば噛むほど美味しい旨味がでてくるから。ただ、多くの方は柔らかいひなを求めます。

 

インギー地鶏の評価も正に同様で、私はすきですが多くの方は硬い!と評価するかもしれません。

 

こればっかりは実際に食べてもらわないと何とも言えないところですが、鶏単体ではやはり旨味が強いと私は評価しました。

 

肉を愛する人であれば、種子島に行って食べてみよう!