長屋門 桒はら
Address 長野県飯田市松尾6814
TEL 0265-48-0829
最寄駅 - 車で行きましょう
駐車場 有り
日本最高密度を誇る、焼肉都市「飯田市」
そんな飯田市にて近年めきめきと評価を上げ、食べログの焼肉百名店にも長野県で初めて選出されたおみせが長屋門 桒はらです。
築300年以上の建物で食べる焼肉 ちょっと意味が分かりません
店に到着してまずは驚く。門構え・店構えがが焼肉屋ではありません。
聞くと築300年を超える建物を焼肉屋としてコンバージョンしたようで、これまで数々の焼肉屋で食事してきましたが、圧倒的に迫力があるお店でした。
店主の持ち物では無く、賃貸で運用しているようです。ここまで立派な建物を建てようと思うと費用もかさみますので、いやもうお金出しても建てられない建物なので、そんな場所で焼肉屋をやろうと思った考えがすごいですね。
↑庭も焼肉屋の風景では無いですね。
長屋門桒はらでは、もう入口から楽しめるで肉には関係ないですが、飲食としての楽しさであれば高評価です。
ただ、デメリットもありまして古い建物が故に排煙設備は貧弱です。
複数グループが同時に焼きに入るとかなりの煙たさを感じると思います。外観の美しさによってイメージできないですが、長屋門桒はらはかなりのもくもく系の焼肉屋として覚えておいた方が良いですね。
↑複数グループが焼くとこの空間が真っ白になっていました。
メニュー構成は非常にシンプル 仕入れによって異なる品々が魅力的
ラミレートされた一枚物のメニューで、肉のラインナップも驚くものは有りませんでした。
どうやらその日その日の仕入れで希少部位や熟成肉があるようで、この限定メニュー的な品がアツいです。
つまりこの店で重要になるのは、、、
出典:トリコ
食運です
この日はラッキーなことに熟成肉や仕入れたばかりのレバーなどもありましたので、お店の人のアドバイスに従いオーダーしました。
店員さんの対応は非常に素晴らしくその点も高評価です。数多くの品を食べたいと考えている中で、半人前のオーダーができることを教えてもらい、全ての肉たちを半分オーダーという形で通してもらっています。
- 上タン
- レバー
- 特上ロース巻き込み牛
- 熟成肉
- 生ラム
- みすじ
※全て量が半分のオーダー
を頼みましたが、ここにライスと烏龍茶、キムチを頼んで約8,000円。
非常に安いです。
もちろん、価格は人それぞれ価値観が違いますが、この品がこの金額で!と本当の意味でのコスパを考える人なら納得してもらえると思います。
最初の一枚はお店の人が焼いてくれるスタイルでした
各肉の最初1枚目はお店の人が焼いてくれました。
その肉ごとの適切な焼き方を伝える意味もあるのだと思います。
長屋門 桒はらは肉にあまり下味をつけず、塩だけの味付けが多かったので、本当なら私があまり好みではないタイプの焼肉なのですが、この店つけダレがとにかくうまい。
↑画像の左側、白い器に入っているのが桃を用いたタレ
特に、桃を用いたと説明されたタレは甘みと旨味が複雑に絡み合い、非常に気に入りました。
このタレであればもみダレ等の下味の付加が少なくても美味しく肉食べることができますね。
聞くと、店主は某名古屋の有名ホテルでシェフを30年勤めていたようです。
いろいろな料理の技術を駆使しながらこのタレはできているのでしょう。私には全く分からないですが、美味しかったことだけは伝えておきます。
熟成肉の旨さがえぐかった!
この日一番衝撃を受けたのは「熟成肉」です。
↑一番右が熟成肉
ドライエイジングされた肉で噛みしめると熟成香が鼻に抜けます。
ナッツ類のようなにおいと味わいはとても素晴らしく、焼肉でこのレベルの熟成肉を食べたのはちょっと記憶にないですね。
大阪のmatasaburo 岐阜のファンボギ などと比べても遜色がない、むしろうまかった?と思うほどの熟成肉でした。うまーーい。
お店の人からはそのまま食べることを進められましたが、2枚目からはお気に入りの桃のタレを持ちて食べ、やっぱり最高に美味しかったです。
上タン
長屋門桒はらで食べた肉の中ではかなり控えめな存在。
思い出そうとしても思い出せない味わい。つまりそういうことです。
生ラム
飯田市が人口当たりの焼肉屋密度で全国No.1を獲得する理由の一つに、ジンギスカン文化があります。
ということで、飯田に来たらやっぱり羊は食べておきたいと思うのは普通の流れです。
私実はマトンの臭みが最高に好きなのですが、生ラムは生ラムでおいしいです。これも桃ダレと合わせて最高の美味しさに昇華しました。
レバー
このレバーはお店の人から「今日のレバーはすごくいいから!」とおすすめされた品。
その言葉、偽りなし。
うまいレバーでした。思い出しても涎がでてくる。世が世ならレバ刺しとしてデビューしていたレバーなのでしょう。焼いても臭みがでなく新鮮さが口の中・鼻腔・食道・胃、全ての臓器で感じ取れました。いや、これは大げさではない。食べてみれば分かります。
長屋門桒はらでの注意点は3つです
長屋門桒はらでの食事、大満足だったのですが注意点を上げるとするならば3つあります。
一つは記事の前半にも書きましたが、もくもく系の焼肉屋ですので服装やそのあとの予定には注意が必要ですね。
二つ目はライスの大きさ。
大盛頼むと想像の2倍は大きいどんぶりで出てきます。ご飯も美味しかったので私は食べきれましたが、かなりのボリュームなのでご注意を。
三つ目は好みが分かれますが、店員さんの説明が好きじゃない人も多いと思います。
最初の1枚は焼いてくれるスタイルなので、結構テーブル横に店員さんが付いている時間が長いです。
その際に肉のうんちくや焼き方のうんちくなどを教えてくれるのですが、、、これ嫌な人は嫌だろうなという感覚。
ちょっと長いんですよね。私は一人焼肉だったのでむしろありがたかったですが、グループで訪れている際にはうざったいと感じるかたもいるかもしれません。
まあ、これは好みですね。
飯田は本当に遠い場所にありますが、焼肉が好きなら一度はわざわざ足を運んで食べても良いお店だと思います。
おいしかったです。