京城苑
Address 東京都台東区東上野2丁目15−7
TEL 03-3831-0654
最寄駅 上野駅
駐車場 無し
東上野にあるコリアンタウン
細い路地にも焼肉屋があり、また共同トイレ利用の飲食店も多数あるなど日常の雰囲気とは少しだけ違う空気間を感じられる素晴らしき場所。
数多くの焼肉店があるのですが、京城苑は人気店の一つ。なかなか予約が取れなかったりしたのですが、ダメもとで電話してみるとたまたま空いている日だったようで利用できました。ラッキー。
狭い店内ですので、テーブル席で4人座るとかなりぎちぎちになりますが、まあそれも味と思って利用することをおすすめします。
神「よいですか、京城苑ではもみダレによる甘さの付加を楽しみなさい」
無神論者の私にもはっきりと聞こえた神の声。
神様、その通りでした。京城苑のもみダレは甘くて特徴的な素晴らしいタレでした。
いきなり結論をお伝えしましたが、それぐらい甘さたっぷりの焼肉だったのです。
そのもみダレを惜しげもなく皿に注ぎ込んでくれているからたまりません。
肉がタレの海で泳いでいる様はとても素晴らしい画。よきよき。
反面、つけダレはオーソドックスな味わい。
それが嫌かと言われるとそんなことは無く、もみとつけでコントラストが効いており、混ざり合うのは口の中、このコラボレーションが美味しいお店ですね!
上ハラミ(タレ)がすごく良かった京城苑
今回の食事で食べた肉たちは、
- 特上タン
- 上ロース
- 上ハラミ(タレ)
- カルビ
- コブクロ
です。やっぱり焼肉って好みの部位がありますから、どうしても頼む品々は偏りますよね。でも、どの店も同じ味はありませんし、もちろん部位ごとによっても味は全然異なりますから、食べていて飽きることは有りません。
焼肉って肉やいてタレつけて食べているだけだから、浅い食べ物とか言っている人って、たぶん味噌ラーメンも「味噌ラーメンって味噌の味が強いから、どの味噌ラーメン食べても同じ味」とか言っていると勝手に偏見を持っています。
上ハラミ、今思い出しても笑顔になれる
一応利用する前に他の方のクチコミなどを読みリサーチしていたのですが、皆様のクチコミどおり一番おいしかったのは上ハラミだと思います。
上ハラミ(塩)をオススメする声が多かったですが、勝手に焼肉の本懐はタレだ!と思い込んでいるため、ハラミもタレにチャレンジしました。
前述したかなり甘めのもみダレと、ハラミのコラボレーションは素晴らしく大満足の一品でした。
カットの仕方は乱切りのようなスタイルで、一枚ごとに味わいが変わるのもまた一興。
こちらのハラミもタレの海を泳いでいます。脂が多い場所、肉の繊維を強く感じる場所と一枚一枚の個性が愛おしい。散らされたネギも良い味出してます。
見栄えで一番驚いたのは上ロース
なんじゃこりゃ~~、と完全に油断していた私の脳天を撃ち抜いたのは、上ロースの見た目です。
でかい、分厚い、存在感あります。
こいつをロースターにどかんと置いて焼いていきます。
まあ、この大きさ分厚さの肉を焼肉のロースターで焼く合理的な理由は見つけることはできませんが、まあ盛り上がるからいいじゃないですか。
これも影の主役はもみダレの海。肉の厚さ、大きさに負けないほど皿に注がれているわけですから、たっぷり漬けて焼きに入ることができます。
どこぞの分厚いだけで味がぼんやりしてしまった焼肉屋は手土産持って京城苑訪れてタレの真髄を学んだ方が良いと思います。
この物体は、しっかりと焼いてからハサミでカットします。
レアな状態で食べたときはすこぶる美味しかったですが、焼きすぎると少し固めとなっていき、時間と共に満足度が下がってしまった…
即ち、、、早食いすれば全ての肉片美味しく食べることができます!私は経験値不足で最後固くしてしまいましたが、、、皆さんはタイムトライアルしながら早食いして全ての肉を幸せにしてあげましょう。
忘れちゃいけない特上タン
ハラミでお伝えした通り、この京城苑のカットは昔懐かしいランダムタイプのカットの仕方のため、各お肉で味わいが違います。
これを楽しみと取るか、味が一定ではない!と憤慨するかは人それぞれ。
私はお店の個性として楽しみました。
タンもいろいろな部分を楽しむことができました。
画像を見てもらうとわかると思うのですが、表面には隠し包丁の跡が見えると思います。厚さがあると中に味が浸透しない=客が楽しめない!とお店側は捉え、しっかりと調理しているわけですね。
焼肉って肉焼いてタレつけて食べるだけだから浅いとか………略
並みのカルビも脂の味が最高でした
追加でカルビも頼んだのですが、このカルビもとても良かった!
本当にバラの部分を提供しており、昨今多くの焼肉屋で出てくることがあるなんちゃってカルビとは一線を画す、本物のカルビが出てきてとてもうれしい。
脂が多いので焼くのが難しいですが、これも甘めのもみダレがアクセントとなっており、ご飯泥棒として活躍してくれます。
注意点は店が狭い、そして煙がすごい。こればっかりは個人の好みですね
京城苑はかなりのモクモク系のお店です。
お店の狭さや、換気の問題もあると思いますが、一番の要因は肉に注がれたたっぷりのタレですね。
これが焼くときはロースターに落ちて煙となって顕現します。うまさと煙たさのトレードオフは、京城苑のような古のストロングスタイル焼肉屋の特徴でもありますから我慢してください。
ただし、すごい匂いが付くので、防衛策として着ていく服や用途は考えるべきお店だと思います。
キムチ(カクテキ)が、、、好かん!!
素晴らしき焼肉体験ですべてを楽しんだわけでは無かったです。
ただ京城苑だけではなく、この東上野エリアの焼肉屋ってキムチが独特な風味に変化していることがあり、今回キムチの盛り合わせ頼みましたが、カクテキだけはどうしても受けつけなかった。(もちろん美味しいお店もある)
独特すぎる風味は漬かりすぎなのか、それともこういった味付けなのかは不明ですが、ちょっと苦手。ぜひ食べて感想教えて欲しいレベルでした。
白菜キムチやオイキムチはおいしかったので、たまたまだと思いますが…
反面、お通しででてくるナムルはフレッシュでかつ味もついており美味しいナムルでした。
たぶんですが、次に京城苑を利用するときは私はキムチを頼まずナムルで箸休めすると思います。乳酸菌の摂取はあきらめると思います。
東上野でおすすめの焼肉屋の一つに躍り出ました
東上野付近の焼肉屋もほぼ食べ歩いておりますが、京城苑は美味しい部類にはいるお店であることは間違いありません。
焼きの肉だけではなく、コブクロも美味しかったですし
コムタンスープも美味
レンゲは見たことないサイズと形状でしたし、
とにかく焼肉という料理を、食事を楽しめるお店です。
名前だけのお店も多いですが、この京城苑は素晴らしい焼肉屋でしたね。