グルマンズいとう
Address 北海道札幌市中央区南3条西3丁目8 克美ビル 1F
TEL 011-596-9029
最寄駅 すすきの駅
駐車場 無し
古くから北の大地の焼肉有名店として名を馳せてきた「グルマンズいとう」
移転を機に食べログの評価がリセットされ、少しだけ予約が取りやすくなっていたが、やっぱり点数上がってきたので予約必須のお店ですね(特に深夜では無い時間帯)
ずーーーっと北海道No.1の評価だったグルマンズいとう
大手クチコミサイト「食べログ」が実施している百名店制度。
その焼肉百名店において北海道から長年選出され続けていたのが、このグルマンズいとうです。
焼肉百名店がスタートしたのが2018年。
栄えある最初の百名店に北海道から選ばれたのは、「グルマンズいとう」と北斗市の「ひび屋」でした。
続く2019年の百名店
ひび屋が百名店から陥落し、北の大地北海道から唯一選ばれたのが「グルマンズいとう」
2020年からは全国で100店舗の選出では無く、東京・EAST・WESTと3エリアに分かれて実施されるようになったため、当然北海道が属しているEASTエリアで選出されました。
もう、これは王者として君臨し続けるな…と誰もが思っていた2021年の発表で、突如グルマンズいとうの名は百名店から消えました。
それは、店舗が移転したことにより食べログの評価がリセットされたからです。
結果、超予約がとりにくかったお店だったにも関わらずライト層が消えたのと、コロナの影響もあり、2021年~2022年は比較的予約が取りやすいお店へと変貌していたのです。
まあ、超深夜までやっているので時間を選ばなければ入りやすいともいえるのですが、やっぱりディナータイムしか利用できない方々からするとボーナスタイムだったわけですね。
ここは焼肉屋なのか?日本料理屋?いや!焼肉屋だ!
お店の作りは焼肉屋というよりは、オープンキッチンの日本料理屋のようなたたずまいで、女性店員さんのかっぽう着姿と相まってなかなか独特な雰囲気です。
キムチの盛合せですら、店内の雰囲気と盛り付けによってなんだかすごそうな雰囲気が出ている。
これが盛り付けの力か。
この日は、
- ミノ湯引き
- キムチの盛合せ
- レバー
- ひうち
- 和牛ハラミ
- テールスープ
を食べました。
結論、大満足の焼肉ですね。
ミノの湯引きでやられた脳みそ
最初に出てきたのは湯引き。一口目でやられましたね。
適度な厚みと火の通し方で、シャキシャキ、コリコリ、みずみずしいという口の中である意味うるさい。でも噛むほどに美味しい。
専用のタレは、かなり韓国料理としての味わいが強く、これも辛みと共に食欲を増進させてくれます。
湯引き食べている最中にレバーが到着。見た目見事なレバーです。
もちろん焼いても臭みなく非常に美味しいレバーだったのですが、湯引きのタレが味わいが強すぎて全然レバーの味が分からない。
湯引きをストップしてレバーから食べることにしました。
コースではなく単品で頼んでいくと、どうしてもこのような事態は起こりますね。
系列と言われている焼肉リゾートハワイのレバーも良かったですが、ちょっとモノが違いましたね。
圧倒的にグルマンズいとうのレバーが良かったように思います。
(え?同じなの?違うよね?もし、同じものだったら恥ずかしいな。でもまあ誰もわからないだろうからいいや。)
正肉からは酒では無くご飯があうお店だと思いますよ
「ひうち」は見事なサシが入り、そしてもみダレにより完璧に味付けされているのがうれしい一品。
この肉が提供されるタイミングでご飯も到着。
若干硬めに炊かれたご飯が泣かせます。わかっていますねーー。
焼肉屋のご飯は少し固い方が、肉をバウンドさせてタレを付けて食べても、スープに浸してクッパ風に食べるにしても合うんです。
もちろん、今回のグルマンズいとうのご飯は最強に美味しくて、もう圧巻の焼肉+ご飯。
これ食べるために焼肉という料理は誕生したといっても過言ではないぐらいに美味かった。
和牛のハラミはサガリ部分だったと思いますが、少しスジがあって良く言えば食感を楽しめる、悪く言えば筋っぽい肉でした。
しっかり目に焼いて閉じ込めた肉汁とつけダレのコンボが美味。
付け合わせの野菜は、ほほう!!蕪ですか。
蕪が出てくる焼肉屋なんてなかなか無いですよね。やっぱり焼肉+アルファのアルファ部分に日本料理をベースとした遊び心があります。
そしてそれが旨さとリンクしているからずるい。
ちょっと調べてみたら、答え知っていながら書いたんじゃないかと疑われるぐらいピッタリな記述を見つけることができました。
高校卒業後、【札幌パークホテル】の和食店で料理の基本を学んだ後、肉を焼くというシンプルな料理に惹かれ焼肉の世界へ。
中略
韓国宮廷料理の【千栄】などで活躍し、さらに韓国への食のバックパッカー旅行は数知れず、独自に焼肉道を極めていく。
出典:ヒトサラ
やはり、和食のDNAが流れる焼肉だったわけですね。後で読んでみて合点がいきました。
根底には日本・韓国料理へのリスペクトとプラス焼肉をつかって「おいしい」を表現しているお店です。
非常に満足しました!ごちそうさまです。