焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

岩手県奥州市 肉匠おがた 肉がどんなに良くても焼肉が美味しいわけでは無いのよ

肉匠おがた

Address 岩手県奥州市前沢向田1丁目22−22

TEL   0197-56-0298

最寄駅   前沢駅

駐車場   有り

 

食べログの焼肉百名店にも連続選出されている同店、
しかし…
個人的には好みではなかった。


典型的な肉屋が営業している焼肉屋、それは焼肉という料理にたいしてこだわりが無いように見受けられる点。

 

かなり一人焼肉には厳しい焼肉屋

いや、焼肉一人で行くなよという言葉は無しで!!

 

この肉匠おがたですが、盛合せのメニューは1人前でも2人前からでないと注文することができません。

悲しみ。

 

その代わり、肉にはライスとスープ、サラダが付いてくるので、それで我慢すればいいのですが、、、

 

盛合せ頼んで少量を多品種食べたいとおもったら相当厳しい。悲しい。

 

下味皆無のスタイルは焼肉を料理として捉えていない証拠か

この店なんと肉に対しての下味は皆無。

 

カットされた肉がそのまま出てきて驚いた。

 

これ、隣で運営している精肉店からそのまま持ってきたのではないの?と疑ってしまう…


焼肉ってすごく誤解されている料理の一つだと思っています。


それは、良い肉を焼いてタレつけて食べたらよい、という誤解。


これがまかり通るなら、肉買ってきて家で焼いてタレつけて食べても一緒なんです。

焼肉として昇華させたいのであれば各種工程が必要になるはず。

 

やっぱりもみダレに代表される肉に対しての下味は店側でしっかりとつけてくれないと、店のこだわりが見えない。目指している方向性がわからない。

 

百歩譲ってそれがタレでなく塩だけを用いた下味だとしても、その塩梅こそが店のこだわりになるはずなので、そこすら客が行うのは最早「調理」をすることへの放棄だと思う。

 

ちなみに肉匠おがたではテーブルの上にあるコショウを自分で振ってくださいと言われます。

 

いやいや、それぐらい店で最高と思うコショウの量を振っておいてくださいよ。。。

 

この肉オンリースタイルは肉質に自信がある精肉店系の焼肉でよく見る光景。

悲しい。

 

肉が良いがゆえに悲しみは募りまくる

 

そして肉匠おがたでは肉が良いがゆえに、前述した悲しみが募る募る。

 

 

このハラミ、黒毛和牛のハラミです。国内産のハラミなんて8%ほどしか出回っていないわけです。肉屋としての面目躍如です。

 

しかし、やっぱり焼肉としては評価できず。

 

つけダレも鈍重な味わいで、これだけで下味無しの肉を美味しく食べることは難しかったです。

肉自体のレベルが高いがゆえにとても悲しくなる焼肉だった。
焼肉というよりは、なぜか自分で味付けするミニステーキを食べに行っていると考えれば、まだ納得できるかもです。