【閉店】やきにく亭登斗(千葉県市原市)
Address 千葉県市原市惣社4-13-3
TEL -
最寄駅 上総村上
駐車場 有り
食べ歩きの嬉しい瞬間。フラッと入った店が激ウマ店だった。
フラッと入った店でおいしい肉に出会うことがある。焼肉の食べ歩きをしていてこんなにも嬉しい瞬間は無い。
千葉県市原市のやきにく亭登斗は、そんな出会いをした思い出ぶかいお店の一つ。まったく期待せずに入った焼肉屋で、驚異のうまい肉を食べることができた。
千葉の山の中になぜ?朝日屋仕入れの松阪牛の店
登斗には数々の盾、賞状が並んでいる。それは全て肉屋から贈られてきたものたち。
毎年毎年、安定的に肉を仕入れていることに対してのお礼がなされているのだ、その盾の送り主はなんと朝日屋。
朝日屋といえば、三重県津市にある松阪牛の専門肉屋として全国に名をとどろかせている有名なお店。
登斗はその朝日屋から肉をしっかりと仕入れており、それが評価されての盾なのだ。
千葉の山の中でなぜこれほどまでに肉に愛情をささげる店と出会ってしまったのだろう。肉好き同士の邂逅である。
下味もしっかりと付けた「美味い焼肉」
肉自体が良くても、焼肉としてレベルが高くなければ意味はない。
どんな焼肉なのかと期待と不安を持ちながら肉を待ったが、到着した肉をみてその不安は杞憂であることが解った。
見た瞬間からうまいことがわかる肉なのだ。
カルビ 基本的に全て松阪牛
肉にはもみダレもしっかりとついており、下味をつけていることがわかる。
私の好みで恐縮だが、焼肉はもみダレこそが店の差がでる重要な要素と考えている。昨今肉が良いからと、塩と胡椒だけの店もあるが、それならば家で塩コショウで焼いてもさほど変わらない出来栄えになる。焼肉はもみダレと焼きと、そして最後のつけダレのコラボレーションを楽しむ料理なのだ。
登斗の肉を見ると艶っとタレが輝いており、下に妖しくきらめいている松阪牛の脂をきらめかせている。
もう見ただけで美味い。
軽く炙って食べれば、そこに広がる景色は千葉の山の中ではない。肉好き立ちの天国が広がっている。妖しい夢想をしてしまうほどにインパクトのあるうまさであった。
肉刺し
たわら(力こぶ)
他の肉達も松阪牛のポテンシャルを遺憾なく発揮されており、一口一口ごとにこの店のファンになることがわかる焼肉であった。
残念ながら、こんなにもうまい焼肉屋である「登斗」は閉店してしまっている。諸所の事情が絡んでの閉店だろうが、こんなにもおいしい焼肉屋でも閉店するのかと思うと商売の難しさを痛感する。
近隣の市原市五井には登斗の店主のお兄さんが営業している「やきにく亭力」があり、
※個人ブログの情報なので真偽のほどは不明。
私は信じる。
そこも松阪牛提供の店のようなので、足を運んでみたいと思う。