精香園(三重県松阪市京町)
Address 三重県松阪市京町219−17
TEL 0598-23-9731
最寄駅 松阪駅
駐車場 有り
松阪市と聞くと松阪牛の存在もあり「牛肉」のイメージがありますが、実は焼肉屋の密集度でも全国屈指のレベルを誇り、そういう意味でも「牛肉」の都市だったりします。
その松阪市において、かなりハイレベルの地元密着感を醸し出しているのが、「精香園」です。
松阪駅から徒歩5分もしない場所にあるのですが、周辺の雰囲気とは明らかに異なるエアポケットのような路地があり精香園はこの路地にてひっそりと営業しています。
完全に時間が止まっている。
路地全体が令和ではなく、「昭和」です。この感覚は店に入ってからも持続します。設え含め完全に昭和。これが、心地よいのです。
完全地元密着の焼肉屋「精香園」で松阪市の焼肉レベルの高さを体験できます。
一体いつの時代だ?テレビが映っていないと時代感覚が無くなってしまう魔境
精香園に一歩足を踏み入れ脳内で響き渡る言葉は「ノスタルジック」
はじめて店に入ったはずなのに、なぜか懐かしい感覚を身体が脳がビンビンに感じ始めます。
昭和56年生まれの私がかすかに覚えている、昭和の焼肉屋、誰の地元にも必ずあるであろう街の焼肉屋さんの雰囲気が残っているのです。
店内にはテレビが置いてあるのですが(これはこれで雰囲気有り)
このテレビから流れてくる音声が無ければ確実に今自分がいる空間が、令和なのか昭和なのか判別つかないと思います。
ゆったりと時間が流れている精神と時の部屋のような空間でした。
松阪市で長年営業しているという事実、それが何よりも実力を示す証拠です。
肝心の焼肉の味ですが、、、これはうまいです!
食べた肉は以下
・ハラミ
・ロース
・ホルモン
・ほほ肉
※ハラミだけ別注文しました。
見て頂くとわかる通り、全ての肉が一つの皿に盛られ、そして全て同じタレで味付け。松阪ではスタンダードの味噌ベースの濃いめの味付けです。
タレによってどんな肉か分かりにくいと思いますが、ロースなどの正肉はサシも適度に入った脂分もしっかり入った柔らかい肉。濃いめのタレが絶妙にマッチしてご飯が進みます。
ホルモン・ほほ肉は臭み0、旨味最高の肉達でした。長年営業しているということは、その分肉屋さんとの関係もできているということ。
設備の償却も終わっているでしょうし、やはり古い焼肉屋は値段に対して満足度が高いケースが多いです。
精香園も値段と満足感を掛け算するとかなりレベルの高い焼肉屋だと思います。激戦地松阪で長年営業できているということが何よりの証拠ですね。
松阪市精香園を利用する上での注意点を2つご紹介
精香園利用時に注意しておいたほうが良いと感じたポイントを2つお伝えしておきます。
まず一つ目はニンニクです。
つけダレにニンニクを入れるかどうかを聞かれます。いつもは仕事が有ったりするので、ニンニクを極力取らないようにしていますが、この日は翌日も焼肉食べ歩き予定でしたので、ニンニク入れることにしました。。。。
強烈。
タレに入れたのは生ニンニクのペースト、かなりニンニクの味が濃いタレとなりました。おいしいのですが、、、臭い!
ニンニク臭さを気にする際には「無し」にしておきましょう。
二つ目は時間です。
精香園は店主が一人で切り盛りするお店です。さらにお肉のオーダーがあってからそこからしっかりと下味をつけていたりします。
つまり、すごく時間がかかるという訳です。
これは注文時からかなりゆったりとしているのですぐにわかると思います。
この現代社会とは相反するゆったりとした空間を楽しむ。といった気持を持てる人でないと、もしかしたらイライラしてしまうかもしれません。
時間がかかる点もご留意ください。
濃いめの味付けの肉とご飯で腹いっぱいになりました。ごちそうさまでした。