焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

長野県佐久市 猪料理やまおく 古民家で食べる囲炉裏猪料理は大満足間違いなし

猪料理やまおく(長野県佐久市新子田)

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Address 長野県佐久市新子田1882−10

TEL   0267-68-0676

最寄駅   -

駐車場   有り

 

長野県佐久市の山奥にある「やまおく」では、イノシシ肉を囲炉裏で焼きあげて食べることができます。正に男の夢をかなえてくれるこのお店は地方の飲食店の一つのロールモデルになりうる店だと思います。

まあ、難しいことは考えずに猪肉を焼き・鍋にてたらふく食べて大満足してしまいましょう。

 

本当に山奥にある「やまおく」 苦労して辿り着けば猪肉が待っていてくれる

 

お店の名前が「やまおく」な訳ですが、実際に山奥にありますので利用するには車が不可欠です。

 

苦労して辿り着いた先には古民家があり、ここで囲炉裏を用いて猪肉を食べることができます。

 

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綺麗に回収されている古民家です。

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囲炉裏を用いて肉を焼いたり、鍋を炊いたりして猪を楽しみます。

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既に着席の段階でニヤニヤしてしまっています。 

 

 「やまおく」ではコース料理がおすすめ、猪肉を食べるには松コースが必須

 

やまおくにておすすめを聞かれたならば、しっかりとコースを頼みましょうとアドバイスします。

 

そして頼むコースは一番高額にはなってしまいますが、「松コース」が良いと思います。 

 

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なぜならコースによって提供される肉が異なり、松コースのみイノシシ肉を焼いて、鍋で食べることができるからです。

 

  • 松コース 猪鍋、焼肉(猪・牛)
  • 竹コース イノブタ鍋、焼肉(イノブタ ・牛)
  • 桜コース イノブタ鍋、焼肉(イノブタ ・牛) ※一品料理が減る
  • 梅コース イノブタ鍋、焼肉(豚・牛)

イノブタも惹かれますが、初志貫徹イノシシ肉を食べたいのであれば、松コース以外の選択肢はありません。

 

コースをおすすめする理由としては、肉以外の料理も含めて料金的にはお得に食べることができるからです。

 

お腹の容量に自信がない人は、アラカルト利用のほうが無難かもしれません。コースを選択せずにアラカルトで食べる場合は、猪の選択もできます。

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確実に予約して利用したほうが良い店。炭をおこすのに時間がかかります。

 

コース、アラカルトどちらの利用だとしても予約をしておくことがこの「やまおく」では重要になります。

 

何故なら焼肉・鍋共に熱源が炭となり、この炭に火を入れる時間もかかりますし、火が起きてからも鍋に熱が入るのが非常に時間がかかるからです。

 

 

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お店のことも考えて必ず予約しておいたほうが双方気持ち良く利用できると思います。

 

 

猪肉を囲炉裏で焼いて喰らう!台があるのは味わいに大きな意味があった。

 

「やまおく」では、串たちを囲炉裏にさして焼くわけではなく、専用の台を用いてそこに肉を置いて焼きます。 

 

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最初は、囲炉裏にさして焼きたいな。と思っていたわけですが、時間と共にそれが素人考えであることがわかりました。

 

台を用いて焼くことにより、脂が炭に滴り煙があがり、肉に燻煙効果が付与されていたのです。

 

これが串を立てる形で置いた場合には脂が滴りませんので、燻煙の効果は期待できません。台に置くのにも理由があったわけです。 

 

肉は、猪肉と牛ロースを食べました。

 

猪肉

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牛ロース

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個人的な感想では、このお店で牛を食べる意味合いは無いと感じました。特に素晴らしい牛肉という訳ではないので、猪肉のうまさの前にかすんでしまいます。

 

それほどまでに猪を火であぶって食べる肉は美味しかったです。

 

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映画ランボーの中で主人公が森を歩く野豚?猪?を木の上から飛び降りて仕留める描写がありますが、あれを見てからずっと豚を炙って食べることに憧れをもっておりました。

念願かなって大満足ですし、なにより美味しいのがたまりません。

 

猪鍋が隠れ主役。味噌がうまいのでそのまま鍋がうまい。

 

私は焼肉が好きなので、この「やまおく」にも猪肉を焼いて食べることを目的に訪れました。

 

その私をもってして、主役はこの猪鍋だったのではないか?と思うほどに、強烈に美味しかったです。 

 

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とにかく味噌ベースのスープが美味しくて、そこに猪肉の脂も溶け込み、最強レベルで美味しい鍋に変貌しておりました。

 

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〆にはうどんと、餅がつきます。

 

この餅も炭火であぶって汁に投入して食べると、これまた最強レベルに美味しさを記録しました。

 

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猪肉のポテンシャルを存分に感じることができる、焼き・鍋両方を堪能できるやまおくは非常に素晴らしいお店だと思います。

 

やまおくのイノシシは実はジビエではなく、養殖された猪を購入したモノ

 

素晴らしい体験ができた「やまおく」での猪料理ですが、実はこの猪たちは長野の山で獲れたジビエではなく、兵庫県にて養殖された猪を仕入れたモノのようです。(イノブタも同様)

 

すごくないですか?これって地方都市における飲食店のロールモデルになる可能性を秘めていると思います。

 

地のモノでなくても、お店の雰囲気と料理の味、そして特徴的な魅力があれば立地が悪くてもお店に人はやってくるわけですね。

 

前提としておいしい料理を提供しているからこそ、こういった場所で他のエリアのモノを使ってもお客が集まるのだと思います。非常に勉強になるお店でした。