食道園(長野県佐久市中込)
Address 長野県佐久市中込3088−1
TEL 0267-62-0951
最寄駅 北中込駅
駐車場 有り
長野県佐久市にある食道園は、地元の人で賑わう焼肉屋でした。
一応ついてます。という換気扇をフルで回しても明らかに足りていない換気量。店内は気持ち良いほどに煙でモクモクしています。服には臭いがつくし、目も煙が染みて非常に痛い。しかし、そんなことはどこ吹く風。店内には肉を食べながら笑い、焼肉欲を満たす人たちが笑顔で並んでいます。そうです、ここは地元の人たちのひとつのユートピアなんです。
とにかく煙が目に染みた 佐久の食道園は煙モクモクの焼肉屋さん
食道園は街の焼肉屋さんとして長年多くの人たちの胃袋を支えてきたお店なのだと思います。
歴史ある焼肉屋あるあるですが、無煙ロースターなどついている訳もなく、排煙設備はお店についている換気扇のみ! これをフル稼働させて店内の煙を外に排出するという訳です。
食道園、、、換気扇、、、全然機能していない。
お店に入る前からわかる、店内の煙具合。ここ半年で一番モクモクを感じる店内でした。自分が焼いているときは目が痛かったです。
しかし!!煙でお店がモクモクになるということは、それだけお客さんが肉を焼いているということ。
モクモクを感じる焼肉屋は言い換えれば人気店ともいえるわけです。
地元の人達の焼肉欲を満たす価格帯 腹いっぱい肉を喰うことができる店
多くのお客さんで賑わっていた食道園ですが、メニュー表を見てその理由の一つがわかった気がしました。
とにかく手が出しやすい価格帯の肉が多く並んでいるのです。
一番高価な特上カルビ1,840円だけとびぬけていますが、
それ以外は
並みで1,000円以下
上でも1,000円代の前半で済むことが多い価格帯です。これは値段を気にせず頼みやすいです。想像するに建物の家賃などはかかっていないでしょうし、厨房器具などの減価償却もとうの昔に終わっているはず。
新規の設備投資はほぼないですから、その辺の経費は他の店に比べて落とせる点が古くから営業しているお店の良いところです。
未食だが食道園鍋も名物の一つ
今回、私は焼肉でお腹一杯になったので未食ですが、ラーメンや食道園鍋と呼ばれるオリジナルメニューも人気のメニューのようです。
おすすめは上ハラミ、そしてカルビ系 脂分が少ない肉なのでカルビが一番良い感じだった
肉の部位としては以下を食べました
- 上タン
- 特上ロース
- ロース
- 上カルビ
- 上ハラミ
美味しかったのは、上ハラミ、そして私としては珍しく上カルビです。
年齢と共に脂が多い部位であるカルビは苦手になってきましたが、この食道園の使用している肉はかなり脂分が少ない肉達だったので、カルビぐらいでちょうど良かったのです。
上タン
タン元とは程遠い箇所だが、この脂が少ないタンはそれはそれでおいしかった。タン塩を頼んだのだが、これだけ肉々しいタンであれば、タレのほうを頼んだほうが良かったかもしれない。
上ハラミ
ハラミは上ハラミしか無いのでご注意を。凍っていたのがつらかったが、焼いてしまえば全く気にならなかった。頼んだ肉の中で一番脂がついていたかもしれない。ご飯が進む一品だった。
特上ロース
見た目ではサシの部分があるので、赤身と脂を同時に楽しめるかと思ったが、まったく脂分を感じなく食べていて驚いた。
といって、美味しくないわけでは無く、赤身及びその肉汁と焼肉のたれがマッチしておいしくご飯を食べ進めることができた。
上カルビ
こちらも見た目ほどの脂分は感じない不思議な感覚を味わった。しっかりと焼いて溶かしてしまえば、凍っているのも気にならない。むしろ少し表面を焦がすぐらいで中が丁度よい焼加減となっており、目安としてわかりやすかた。
この日食べた正肉の中では一番良かった。タレと絡めて「焼肉」としてうまかった。
つけダレは食べ歩きしている中でもユニークな味付け おいしかった
お肉自体はよく見るレベルかなと思ったわけですが、この食道園のつけダレは非常に珍しいタレでした。
まず、色で完全にオリジナルのつけダレだと判別できる
すごく濃い味を想像したが、見た目よりはさっぱりしていて、焼肉のたれとして美味しかった。焼いた肉をしっかりとタレにつけて食べると、かなりご飯がすすむタレだった。おいしかった。
お店をでて歩いていても、ずっと私から香ってくる焼肉臭。そう、モクモク系の焼肉屋を利用するとお店を出た後でさえ焼肉を楽しめるのです。おそろしい。
街の人々の焼肉欲を満たす素敵なおみせでした。ごちそうさまです。