焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

岩手県盛岡市 盛楼閣 食べログの誤謬を体現しているような店だった…合掌

盛楼閣

Address 岩手県盛岡市盛岡駅前通15−5

TEL   019-654-8752

最寄駅   盛岡駅

駐車場   無し

 

盛岡駅前にある盛楼閣ですが、私の好みの焼肉では無かったです。

まあもう22時近くだから余裕だろと予約せずに訪れてみたのですが、まさかの最後の1席。店内は老若男女、さまざまなグループで賑わっていました。

食べログが発表している百名店制度でも焼肉部門で2019、2020、2021、2022年と4年連続の受賞もしている同店。

冷麺のみ食べる人も多いようですが、焼肉食べ歩きをしているため、もちろん焼肉もオーダー。
そしてこの焼肉が…合わなかった。最終的にはあごが痛くなった、いや書いている今もあご痛い。

 

このタレまじで焼肉のタレですか?恐ろしきつけダレと出会いました

まず驚いたのがタレ。

 

 

これ、焼肉のタレですか?関西で食べるうどんの出汁のような味で、舐めて不安が募る。


そして焼いた肉を付けてみて不安が的中したことで落胆。


これ、京都などででてくることがある「洗いダレ」ともまた違った方向性で本当に薄い出汁なんですよ。

 

出汁(と、呼んでしまっているけど一応焼肉のつけダレ)に肉をくぐらせることで、肉の旨味と脂が落ち、そしてもみダレも出しに溶け、全然美味しくない。


まあ、味なんて個人の好みですから私には合わなかったと、これは諦めます。

端的に言うとまずいっす。

 

肉で一番驚いたのは塩タン 顎が壊れるかと思った


これは、Googlemapなどのクチコミにも多数書かれていますが、タン全然噛み切れないです。


わたし、結構強靭なアゴをもっていてバキだとジャックハンマーにシンパシーを感じるほどに好きなぐらいなのですが、その私をもってしても咀嚼するのに難儀する代物。

 

出典:バキ


理由として3つあると思います。

 

まず一つはタンが厚すぎる。分厚けりゃいいってもんでは無いですよ…

 

 

そして二つ目は分厚いカットなのに隠し包丁等の技巧が駆使されているわけでは無いので、単純に分厚くゴムのようなタンが口の中で暴れまわっていました。

 

最後の3つ目はそもそもタン元というよりはもう少しタン中に近い部分で歯ごたえがそもそもある部位だからですね。


4切れ2,800円という高額な商品ですが、その中の一枚が他のタンに比べると半分ぐらいの薄さだったのですが、これは美味しかった。

 

↑この厚みの1枚はおいしかった


ということはやっぱり適切な厚さを越えてしまっている一品なのだと思います。

 

これ比較的健康で咬合力に自信がある私でこの苦しみなのですから、おじいちゃんおばあちゃんは、本当に気を付けてくださいね。

 

他の人のクチコミを見ていたらお店にカット用のはさみを頼んだ人もいて、本当に無理せずハサミなどでカットして食べることをおすすめします。

 

後日談ですが…寺門ジモンさんのYoutubeをみてタンの違いに恐れおののいた

後日、寺門ジモンさんのYoutubeを見ていると、盛楼閣で焼肉食べている回がありました。

 

あのアゴクラッシャーのタン、どのように評価するかな?と楽しみにしていたところ、出てきたタンが全く違う!

 

出典:寺門ジモン ウザちゃんねる

 

ジモンさんの名誉を守るためにお伝えしておくと、この日はアポ無しで訪れて当日アポ取得で撮影していた(に見えた)ので、ジモンさん側のリクエストではないと思われます。

お店が、ここ一番の最高のタンを出したのかもしれません。

 

私が食べたタンの画像をもう一度張り付けておきます。

 

これで同じ2,800円。

 

もちろん、牛には個体差がありますので、その日の仕入れによってコンディションが変わることもあるでしょう。

 

また、一見客ではなく常連用にしっかりとした肉を用意していることもあるでしょう。

これらは否定はしません。

 

反面、誰がどのタイミングで利用してもおいしいお肉を用意してくれている焼肉屋もあるのは事実。

 

私としては、後者が好きかな。

 

前述したとおり、私以外にもタンが固いというクチコミは多数あります。

 

出典:Googlemapクチコミ

 

当たりはずれなのかもしれませんが、外れを引いたときのダメージが非常に大きいことは念頭に置いておいて良いのではないでしょうか。

 

クチコミに多数書かれている時点で、まあそんな感じなんです。

 

比較的食べることができたロース君。しかし、うまみは洗い流されたのであった

 

ロースは平均的なおいしいロースだったのですが、前述したタレによって良さが全部こそげ落ち、いったい何食べさせられているのかわからない。

 

↑見た目的に美味しさを確信していましたが、、、

 

 

 

タレにすべてを放出してしまい、悲しみの味に変貌してしまいました。

 

途中からもうつけダレを見捨てて、焼いてそのまま食べてみたのですが、この食べ方は美味しかったです。

 

 

 

アカセンも頼みましたが、こちらも過去数回しか体験したことないような、よく言えば歯ごたえが良く、悪く言えばゴムでして、さらに出汁で洗うと味も微妙。

 

 

その他冷麺を食べましたが、焼肉としての満足感はまったくなし。

 

 

一番美味しかったのはロースターの上で焦げていたネギですね。

その次が冷麺。あとはもう知らん。

 

盛楼閣が食べログ百名店に選出されるのはシステムの誤謬だと思います

 

大手クチコミグルメサイト「食べログ」では、この盛楼閣は焼肉百名店にずっと選ばれています。

 

私が思うに、これは完全にシステムの誤謬ですね。

 

食べログはアルゴリズム上、たくさんのクチコミや多くクチコミしたりしてフォロワーが付いているようなレビュワーとしての質が高い人のクチコミも重要と言われたりしています。

 

この盛楼閣では、盛岡駅前という最強の立地と、ご当地グルメでもある盛岡冷麺を目的にたくさんの人が訪れますので、必然的に食べログにクチコミを書く人も多く受け入れていることになります。

比較的美味しかった冷麺食べたら、そりゃ評価悪くないわけですし、なにより既に百名店という冠を受けている状況だと、特にこだわりが無いレビュワーなどは、

「さすがの百名店」といったクチコミを書く確率が高まります。

冷麺オンリーで食べて評価した人も焼肉の高評価につながってしまう仕組みが勝手に出来上がってしまっているというわけですね。

 

もちろんこれは盛楼閣さんが仕組んだことではなく、食べログの仕組み上そうなっているというだけです。焼肉食べ歩きでラーメン+焼肉の店が焼肉まずくてもなぜか評価が高いのと同じ理由です。

 

もうこうなったら皆さん自分の下を信じて食べて感想書かないとだめですよ。高くてもまずいものはあるし、有名でもダメなものはダメです。

 

ということで、盛楼閣の焼肉は

焼肉だけで考えるとなかなかに厳しいお店だったことをお伝えしておきます。