焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

【閉店】埼玉県川口市 牛兆(仮) 500軒食べ歩いて日本で一番まずかった焼肉屋

牛兆?牛超?

Address 埼玉県川口市

TEL   -

最寄駅   -

駐車場   有り

 

※焼肉図鑑では基本的に画像がある店を掲載していますが、この店はあまりの衝撃を受けたため、画像無しで且つ店名も不明瞭な状態での記事となります。

それほどまでにダントツでまずい店だったので。

 

今思い返しても、あれは食べ物だったのでしょうか?

焼肉を愛し、これまでに数えきれない焼肉屋で食事していますが、一口食べてギブアップしたお店は後にも先にもこのお店だけ。

それほどまでにまずかった。

 

もう昔のこと過ぎてお店の名前も正確には思い出せませんが、

場所は埼玉県鳩ケ谷市本町もしくは川口市安行慈林あたりにあった「牛兆(仮)」だったと思います。

※店名を思い出せないのですが、便宜上牛兆(仮)ですすめます。

 

男たちが無言で肉をほおばる 店内は異様な雰囲気 

 

牛兆(仮)を利用したのは、私がまだ20代のころです。


当時は営業をしており、車でエリアをぐるぐると回っていたため目新しい飲食店を見つけると、食べ歩いていました。

 

もちろん昔から人一倍焼肉愛は強かったので、近隣の焼肉屋は軒並み食べ歩き、「いやーー焼肉ってなんでこんなに美味しんだろう」と焼肉という料理をさらに好きになっている時期でした。

 

そんな時、車を走らせながらパッと目に入ってきたお店が牛兆(仮)です

 

こんなところに焼肉屋できたんだ~と、その時は入る気も無く何となく横目で見て過ごしたのですが、何度かその道を通っているうちに結構昼時も人が入っているようだし、利用してみるとかと車を止めて店に入ってみました。

 

 

そして、

 

 

感じたのは、店内の異様な雰囲気。

 

 

昼の時間帯だったので、店内には私のように昼飯を食べようと利用している男性しかいません。

 


店内はお世辞にも掃除が行き届いているとは言えず床はぬめぬめ、そして煙はモクモク、でも不思議と活気がない。肉を焼く音と咀嚼する音しかお店に響いていないのです。

 


人がたくさんいるのに全く活気がない店内。

 

まるで強力な私語厳禁の魔法がかかったかのように、男たちが肉を焼いて肉を食べる空間が広がっておりました。

 

のんきな私は「黙ってしまうほどうまいのかな」と今考えると恐ろしい勘違いをしていたわけですが、その当時は全く気付かず自分の食べる肉を選ぶ作業に没頭してしまいました。

 

この時、美味しい食事食べているのにこの雰囲気はないだろうと違和感を感じることができていたら…

 

 

驚異的なランチの値段 2品で500円

 

メニューを見て驚きました。いくらランチとはいえ、肉を2品頼んでライス等も付いてきて驚異の500円です。

 

そんなことあり得ますか?焼肉ってガスとか炭の熱源に対するコストだってかかるわけです。でも料金は500円。

 

私は料理の品質と値段ってある一定値まで相関関係にはあると考えています。もちろん例外的なお店は有りますがそれはレアケース。多くのお店はその相関関係の中にいるわけです。


つまり安ければ安いほどジョーカーを引く可能性は高まり、すなわちそれは死を表します。

 

そしてこの牛兆(仮)はまごうことなきジョーカー。



最強クラスのまずさを私に体験させてくれたのです。

 

一口食べて吐き気が。臭い臭すぎる。食感がヘドロ

 

この時、私が選んだ2品は今でもはっきりと思い出せます。それはカルビとレバー。

 

 

俺のバカバカ!なんで危険な雰囲気感じ取ったのに内臓なんて頼んでるんだよ!頼み終わって冷静に考えてみて大丈夫かな?と思い出してから冷や汗です。

 


だって明らかに安すぎてまっとうな肉なんて出てこないわけです。そこでレバー(内臓)なんて自殺行為も良いところですよね。

 

 

そしてこの悪い予感は的中します。私の前に並べられた肉は、いや肉と呼ぶのが全肉たちに失礼ですね、並べられたのは生ゴミでした。

 

 

既に、皿がテーブルに置かれた段階で感じる異臭。

 

それを隠すかのようにかなり濃いめのタレがかかっているはずなのに、それでも感じてしまう異臭。


恐ろしい。

 

恐る恐る焼いてみます。うっ!臭い!

焼くことによって立ち上る煙が煙臭いのではなく、生ものとして臭い。

 

一口食べる前からもうダメかも、、と思いましたが、この肉たちだって本来は生きていた牛さんを殺しているわけです。八百万の神々の国 日本で生まれ育ち、全てのモノに感謝することを良しと教育されてきた私が、臭いだけで肉を残すわけにはいきません。
勇気を出して一口食べてみたのです。

 


・・
・・・
吐きたい!

 

口の中は恐ろしい臭みで充満しています。さらにそれに追い打ちをかけるのが食感。レバーが臭いだけではなく、なんだかヘドロのように口の中にこびりつく。そしてそのこびりついたレバーがまた臭い。

 

 

一瞬にして吐き気が私の意識を覆います。もう本当に吐きたい。くさい、まずい、やばい、吐きたい。

 


まさか一口にしてこれほどまでにダメージを受けるとは思わなかった。おそるべし、まずい肉。


私は、ここで改宗をしました。本当にこの店利用後は「まずかったら残す」という技を覚えたのです。無理して食べても良くない。絶対に身体の方が大事。

 



 

カルビも一切れぐらい食べてみた覚えがありますが、味を思い出そうとしてもヘドロレバーの臭いと味しか思い出せない。それほどまでに私の脳みそを上書きしたヘドロレバーでした。

 

 

異様な静けさは皆我慢しながら食べていたのかもしれない

 

店に入った際に違和感を感じていた静けさは…あれは男たちの苦しみとプライドの狂騒曲だったわけですね。


頼んだからには全部食べる。最初の私と同じ気持ちでさらに私より強い人もいたでしょう。

 

ほぼ腐っていると思われる肉を前に、どうしようと苦悩していた人もいるでしょう。

 

もうなんでこんなにまずいのか?と憤っていた人もいるでしょう。

 

しかし、これまで食品を残す。なんてしてこなかったプライドから目をつぶって、歯を食いしばって頑張って肉食べていたんですね。
だから、あんなに熱気は有るのに静か。というトワイライトゾーンが誕生してしまったわけですね。
みんな死ぬ思いで肉焼いて食べていたんですね。

 

記憶から抹消したい脳みその動き

この牛兆(仮)ですが、本当につらかったのか脳がどんどん記憶を消そうとするんですよね。
それにあらがうためにいろいろな個所にメモしておいて、それが目に付くたびに思い出すようにしています。
絶対に一生忘れない。だってこんなにもまずい焼肉屋なんてこれから先ももう会えないだろうから。

 

牛兆(仮)は、本当に一瞬で閉店してました。正確な期間は分かりませんが、たぶん開店から3ヵ月以内には閉店してましたね。

 

私の焼肉人生の中で最低のお店は圧倒的に牛兆、もうこれを越えられるお店はでてこないと思います。いやーー食べておいてよかった。

 

どなたかお店の写真や、正確な名前御存じだったりしませんか?

場所はセブンイレブン安行慈林店の通り沿いだったと記憶しています。

 

有名店だけどちょっと残念だった店たち

 

食べログの百名店に選ばれたからといって全ての店が美味しいわけでないです。

 

個人の感想です。

個人の感想です。

個人の感想です。

 

でも牛兆(仮)に比べたら、全てのお店が美味しかった笑

 

焼肉万葉:昼に食べて翌日の夜までキレてました

牛匠おがた:どんなにいい肉でも味付け放棄したらダメでしょ

焼肉&手打ち冷麺二郎柳橋店:ここの焼肉本当に美味しいですか?

かどやホルモン店:ランチ利用はダメかも…

味蔵天国:肉を切って焼いて食べたらよいわけでは無い

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馬喰一代銀座:金額とサービスと肉のバランスが悪いかも