ホルモン成田屋
Address 和歌山県和歌山市中之島2012
TEL 073-433-1041
最寄駅 紀和駅
駐車場 有り
和歌山市にあるホルモン成田屋は美しい。
シンプルなメニュー構成が美しい。
限りなくそぎ落とされたオペレーションが美しい。
テリッテリのブリッブリのホルモンが美しい。
住んでるところの近くに会ったら最高なお店だな~。
メニューは無い。何人前か?だけが重要な情報
成田屋には肉のメニューがありません。
なぜならホルモンのみで勝負しているから。
おみせに入ると、きれいなジンギスカン鍋が鎮座しています。
これで、ホルモン焼いて食べる。以上。
シンプルなシステム、だからこそ美しい。
すごくわかりやすいお店です。
店員さんが危機に来てくれたら○○人前と、ホルモンの量だけを伝えましょう。
これで肉に対してのオーダーは終わりです。
オーダー終了後、ほどなくして店員さんがホルモンを持ってきてくれます。
そしてジンギスカン鍋にどばっとのせて終了。
後は焼いて食べるだけです。
つけダレはありません。
既に味付けられたいわゆるモミダレが店の味です。シンプル、これも美しい。
脂が溶けて落ちていくさまが美しい
なにも手を加えずとも、ホルモンにはどんどん熱エネルギーが溜まっています。
これにより脂が溶ける。
故に、自重で鍋の側面に落ちていくホルモンたちが現れ始めました。
まるで人生の縮図ですね。たまたま置かれた場所でも場所が悪ければ落下していくわけです。ホルモンを通して人生のはかなさを感じられる瞬間です。ホルモンの脂は私たちに何でも教えてくれますので。ええ。
焼けたら後は食べるだけです。
一人の時はほぼお酒を飲まない私はご飯を選択…
このご飯、、、
麦飯だーーーーー!!
分かっていますね、成田屋さん。
銀シャリより、麦飯ですよね、このホルモンには。
脂によってほのかにしか感じなくなっているカプサイシンの影響力をこの麦飯は受け止めてくれます。
炭水化物を過剰に摂取すると、老化が早くなる?
きにしません、これ食べなければ生きている意味、かなり薄れるでしょ。
ということで、ホルモン、ご飯、ホルモン、ご飯、ホルモン、ご飯と狂ったように食べ進めます。
この時が一番幸せですよね。
くった、全部食った。
まだお腹に余裕があれば残った脂を駆使した食事もあるようですが、僕の胃袋はもうホルモンとご飯ではちきれんばかり。もう無理です。
そしてでもそれが幸せなのです。
シンプル、だから美しい。
そしてうまい。
成田屋はとても良いお店でした!!
クチコミ見ていると、店員さんの対応を気にされている人がたくさんいましたが、
少なくとも私が利用した日は全く持って問題なし。というよりむしろ気持ちの良い接客でした。
さらに私見を述べるのであれば、客単価3,000円以下のホルモン屋に接客態度なんて求める方が野暮です。雑に扱われながら、こちらも雑に利用数ぐらいがちょうどいいのです。
ごちそうさまでした!!