黒牛の里本店
Address 愛知県半田市岩滑西町4丁目109−1
TEL 0569-23-8672
最寄駅 半田口駅
駐車場 有り
愛知県半田市にある「黒牛の里 本店」では、溶岩プレートを用いて地元の牛さんである知多牛を食べることができます。
和牛という奇跡と、火山がたくさんある日本という立地が生んだ奇跡が混ざり合う店
黒毛和牛自体が、たまたま日本にいた種が「サシがはいる」という他の品種には無い特徴をもっていたことから奇跡的な肉質をつくることができると言われている牛です。
さらに、黒牛の里で使用している「溶岩プレート」も、火山も多くある日本という立地ゆえに溶岩を加工して作ることができるという特殊な調理器具ですから、
何が言いたいかというと、和牛+溶岩という二つの奇跡が重なってできた食事なわけです。ある意味日本という国を体現しているといったら言い過ぎでしょうか。
そこに地元を代表する知多牛がのっかれば食事体験として満足しないわけがありません。
私は肉が好きなので焼肉食べ歩きしてますが、基本的には銘柄牛にはあまりこだわりが無いタイプです。
しかし、この日食べた知多牛は脂がサラッとくどくなく、非常に良い牛肉でした。一人焼肉だったため複数の部位を食べることができませんでしたが、大人数でたくさん頼んでもっともっと他の部位も堪能したい!と思わせる肉でした。
↑トレーサビリティ番号で検索すると知多牛だということが判明します。(下は不明でしたが)
知多牛は銘柄牛としては珍しく純粋な黒毛和種(いわゆる黒毛和牛)ではなく、ホルスタイルと黒毛和種を交配した品種です。
「知多牛」は、乳牛のホルスタイン種と肉牛の黒毛和種を交配し、出荷月齢が22か月齢以上で、管内で1年以上飼育された肉牛のことです。
黒牛の里で素晴らしき知多牛を食べると、昨今もてはやされている黒毛和牛信奉っていったい何なのだろうと考えさせられます。
黒毛和牛では無くても美味しい牛肉ってたくさんあることを痛感しますので、やっぱりいろいろと食べ歩いて肉経験値を高めていかなければ焼肉好きとは言えないのではないか?とか考えちゃいます。
先輩!先輩たちの歴史をも感じることができる溶岩プレートはおもしろい調理器具ですね
溶岩プレートを熱していると、まだ何ものせていないのに良い香りがただよってきます、そして歴戦のツワモノたちが焼いた際にでたであろう肉汁がしみだしてくることが確認できました。。。。
↑画像の左上や左下に見える「跡」はしみだしてきた先輩たちのお土産
素晴らしい。
ランチセットは「塩」だったので「タレ」を楽しめる肉も頼みました
頼んだランチは「知多牛上味比べランチ」
基本的に焼肉屋でステーキ頼むのってなんだか損した気分なので、小さく薄くカットされた「焼肉スタイル」の肉を頼むことにしています。
ランチメニューは基本的に下味が「塩」となっていましたが、やっぱり焼肉は「タレ」でしょとタレを強烈にプッシュしていたザブトンも追加しています。
食べてみての判断ですが、断然タレが良いですね。
醤油の風味が残るもみダレでしたが、上質な脂と少し焦げて風味が強くなったタレがあいまってご飯が止まりません。
お腹との相談になると思いますが、ランチ利用でも夜のメニューを頼める特典を生かす観点からもタレ系の肉を一品頼んでおくと満足度が飛躍的に向上すると思います。
少なくとも私は大満足でした。
食後に気付いたが、知多牛のハラミ・タンもあり頼んでおけばと後悔
食べ終えてからメニューをよく見てみると、知多牛のハラミ・タンもあった様子。
これには激しく後悔しております。
知多牛だから食べたいわけでは無く、国内産のハラミ・タン自体が希少な部位ですので(流通全体からみるとハラミで8%ほど、タンだと3%ほどしか国内産はないです)
さらにやっぱり珍しい知多牛だからこそ食べたい気持ちも残ります。
食べられるチャンスでは確実に食べておきたかった。
お腹一杯になった後にきづいて、、悲しい。
黒牛の里は激烈人気店ですのでランチでも夜でも予約必須ですね
料金は少し高い部類の焼肉屋ですが、十分以上にその価値はあります。
地方都市のおいしい焼肉屋です。これは人気があるのも頷けます。
すごい人気店で、かつ溶岩プレートでの焼肉はプレートがあたたまるまでに時間を要することから基本的に席は混んでいます。確実に予約をしてから利用することをおすすめします。
素晴らしき焼肉体験でした。ごちそうさまです!!