焼肉図鑑

食べ歩いた焼肉屋を記録しているブログ 日本全国の焼肉屋を食べ歩き記録することが目標

大阪府大阪市 板前焼肉一斗天下茶屋本店 焼肉史に残る店 聖地巡礼で食べに行こう

板前焼肉一斗

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Address 大阪府大阪市西成区天下茶屋東1丁目23−18

TEL   06-6659-8618

最寄駅   今船駅

駐車場   無し

 

焼肉史を語る上で外せないお店のひとつです。

現在では焼肉屋は百花繚乱、大衆店から高級店まで幅広いラインナップがありますが、焼肉誕生から考えると元々は庶民の食べ物としてモクモク系の大衆店が当たり前でした。
一斗は「板前焼肉」と表現し街の焼肉屋だとしても、肉のプロが素晴らしい肉を捌いている、出てくる肉は粗雑なものではなく一級品、といったスタイルを確立し新しい焼肉の境地を開いた店ともいわれています。

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おすすめは天下茶屋本店 周辺の雰囲気とも相まって素晴らしき焼肉体験ができる(はず)

 

一斗は大阪市内に複数店舗ありますが、出来るならば天下茶屋にある本店が良いと思います!!

 

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もちろん他の支店でもおいしい焼肉たべることはできますが、本店がある場所は西成区天下茶屋。

昨今の浄化作戦にて治安が改善されたとはいえ、まだまだディープな場所が近くにありますし、大阪焼肉の1ページともなっている一斗を利用するのであれば、やっぱり本店が良いと思うわけです。

 

一斗がある場所は少しディープな場所からは離れ、開けた道路にも面しているので、ディープな雰囲気は感じることはないですが、動物園前駅や今池駅から歩いたりするとかなり昔の雰囲気残る場所を通ることとなり楽しいですよ。

 

一斗は価格が安いと言われるが、、、個人の感覚が問われるお店ですね


価格は質から考えると安い、絶対値として考えると他の店より高い。そんな価格のお店です。

 

私は焼肉食べ歩きが趣味なので、利用するお店ではその店が力を入れているであろう肉達はよほど高額でなければ頼んでしまうタイプですが、人によっては1皿2,000円を超える肉など言語道断、そんな価値は無い!!と判断する人もいます。

 

焼肉に安価だけを求める場合満足度が低いと思います。反対に美味しい肉だけ求める求道者のようなタイプには、安くて美味くてたまらないお店ですので、一概に安いとは言えないのだと思います。

 

ご利用されるときは事前に価格帯を調べておくと認識との乖離がなく後悔しないはず。

 

独特なゴロゴロカットは火入れが難しいですが、うまくハマると最高得点をたたき出します

 

独特の厚切りスタイルは慣れるまで焼くのが難しいです。

 

ちょっと焼きすぎかな?と思うぐらいでちょうど中に火が入る感じですね。是非体験してみてください。

 

タン

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厚切りすぎるタンはあまり好きでは無いので、お店の人と相談しながら決めたはずなのに、、、厚い!笑

 

魔法の粉もアクセントとなっています。

厚切りのタンは本当に火入れが難しく中まで火を入れ、そして程よくレアを楽しむためには練度が必要でした。

噛みしめるほどにしみだしてくる脂と肉汁は口の中で洪水をおこします。

 

 

ハラミ

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厚さよりももう少し大判にカットしてくれた方が個人的には好みです。

もみダレが秀逸でしっかりと味は濃いのですが、肉も旨味が強いため邪魔にかんじることはなかったです。むしろ高めあっている。

非常に美味しいハラミでした。

 

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メニュー名は忘れてしまいましたが、サシが強烈な部位

 

昨今のA5を尊重するムーブメントのせいで生産側も無理やりA5作りにかかり、その結果脂の質が悪いサシだけ見事な牛肉が氾濫しています。

そんな牛肉の脂はおいしい訳が無く、多くのサシがたっぷりの牛肉が苦手という方の話を聞きまわると、結論真っ当な店で真っ当な牛肉を食べていなかったりするわけです。

 

まあ、何がいいたいかというとこの一斗の肉、見た目で判断せずに食べてみてください。

 

これが牛肉の脂の旨さか!!

 

と脳が勝手に理解してくれますので。やっぱり美味しい牛肉は脂たべても大丈夫。非常に美味でした。

 

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つけダレも見事で、この味わい深い肉達をしっかりと受け止め、さらに昇華させる役割を果たしています。甘さ一辺倒のつくりではなく酸味と共にさわやかさを感じる好みのタイプのタレでした。

 

さすが大阪 意味が分からない焼肉と服のコラボも実現した店です

焼肉史の参考資料として買いあさっている本たちの中に関西圏の雑誌Meets Regional(ミーツリージョナル)内に狂った企画が実施されていました。

 

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出典:Meets Regional(ミーツリージョナル) 2016年6月号 (発売日2016年04月30日)

 

なんと一斗と洋服たちのコラボ企画

 

書いていて意味が不明ですが、下記参考資料のように撮影されています。

 

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出典:Meets Regional(ミーツリージョナル) 2016年6月号 (発売日2016年04月30日)

 

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出典:Meets Regional(ミーツリージョナル) 2016年6月号 (発売日2016年04月30日)

今だったら、飲食店のまな板に靴をのせるとは何事か!!と怒る人も出てきそうな企画ですが、重要なのはこんな企画が成立するほど大阪の焼肉の中では顔ともいえる店という事です。

 

一斗は間違いなく街の焼肉屋で素晴らしい肉を食べることができる礎を築いたといえるお店です。十三の請来軒・住吉区の又三郎とともに焼肉史に残るはず。

大阪焼肉探訪をするのであれば確実に押さえておきたいお店ですね!