神戸牛焼肉 日本橋イタダキ
Address 東京都中央区日本橋富沢町10−15
TEL 03-5846-2929
最寄駅 末広町駅
駐車場 無し
日本橋いただき(旧店名クンサンチャーリム)は、食べログが発表している焼肉百名店にも選出されているお店。
しかも、すごいことに東京・EAST・WESTに分かれて300店選ばれるようになった、現在の百名店制度ではなく、全国から上位100店を選出していた旧百名店時代に表彰されているお店です。恐ろしき。
謎だったクンサンチャーリムの意味がようやくわかった
今の店名は「日本橋イタダキ」ですが、元々はクンサンチャーリムというちょっと焼肉屋ではあまり聞いたことが無い名前だったので、すごく印象に残っておりました。
実際にお店に伺ってみると、しっかりとその由来が記されており、クンサンチャーリムの謎を解くことが出来たのです。
日本料理を営む家庭に生まれた私たち兄弟は、焼肉の基盤文化を学ぶため韓国を訪れました。私の祖父より続く料理屋がかかわる食は、文化であると信じていたからです。韓国には土着食材を用いたすばらしいキムチやナムル等、野菜料理や麹だまからつくる味噌を用いたチゲ、そして食材を混ぜ合わせ愉しむビビンという文化がありました。
我々のルーツ。クンサンチャーリムとは、ソウル郊外のレストランで私が出会った宮廷料理の献立名。家庭や近しい仲間と食卓を囲み喜作に楽しむ
出典:日本橋イタダキ 店内掲示物
韓国料理の古の献立名だったわけですね。納得。
それにしてもこのお店、都度都度伝えたい情報を文章にまとめておいてくれているので、もはや肉を喰いに行っているのか、情報を食べに行ってるのか不明となっている私のような食べ歩きが好きな人たちにはとても嬉しいお店とも言えます。
但馬牛と神戸牛
但馬牛を産する但馬地方は兵庫県丹波に隣接するやや標高の高い地域で、1000m級の山に囲まれ空気が澄み、ミネラル豊かな水脈が存在します。この恵まれた環境で育つ準決但馬牛は神戸・松阪など三大和牛の素牛となり全国黒毛和牛の品質改良の素と成る極上の味わいのルーツです。通常の和牛に比べて個体の小さな但馬牛は赤身の味わいが深く、凝縮感があり余韻もながいのが特徴です。神戸牛とは、但馬牛の中で特に選別された牛に与えられる名称肉質を選びぬかれた物に紋章が冠され、キャビア、フォアグラ、白トリュフと並ぶ世界最高級食材9にも選ばれている希少な食材です。当店はその希少な神戸牛、但馬牛ユッケやフィレ肉を愉しんでいただける数少ない焼肉店です。是非ご賞味ください。
出典:日本橋イタダキ 店内掲示物
神戸牛は世界最高級食材9=世界で最も高価な9種類の食べ物というものに選ばれているんですね、知らなかった。
ちなみに9種の高級食材を調べてみると
- 金箔(きんぱく)
- 白トリュフ
- キャビア
- サフラン
- 金色のタイガーフィッシュ
- 神戸ビーフ
- コピルアク
- バニラ
- フォアグラ
となっており、世界の並み居る食材の中で日本の食材が選ばれているのは気持ちが良いものですね。
ランチの肉は、、、すごく量が多くて良い!追加注文してなくて良かった
今回の日本橋イタダキは、ランチタイムに食べに行きました。
昼から単品オーダーもできるようでしたので、ランチ以外にも肉を頼もうとしたところ、肉の量が結構ありますよ?とお店側の人からアドバイスいただき、まずはセットだけ食べることとしました。
結果、これが大正解。頼んだセットだけでお腹一杯になりましたので、追加を頼んでいたら苦しくなるところでした。
セットの肉は赤身とカルビだったのですが、赤身のほうが神戸牛、カルビが但馬牛だったようです。
180gも盛られているようです。一般的に多くの焼肉店で一人前90~120gであることが多いようですから、ランチの肉180gは実に1.5倍~2倍の量があるということです。
かなりの太っ腹。うれしい。
神戸牛赤身
ランチで食べていいの?という肉でした、デロっとした生の状態が当たり前だが嬉しい。赤身特有の旨さが噛みしめるほどに出てきて美味しかったです。
カルビ 脂がくどいかな?と見た目では少しビビったのですが、ご飯と合わせると素晴らしく米が進む肉で良い感じでした。
いやいやこの焼肉が1,980円で楽しめるのってすごくないですか?我、肉求道者成り!って人には不満点もあるのかもしれませんが、おいしくちょっと贅沢に焼肉食べたい!という大半の方には非常にフィットしやすい焼肉屋だと思います。
お近くにある場合は普段利用を視野に訪れてみてはいかがでしょうか。