焼肉 弘商店 烏丸錦
Address 京都府京都市中京区元法然寺町681
TEL 075-253-0298
最寄駅 烏丸駅
駐車場 無し
焼肉弘商店 烏丸錦 は、京都で焼肉屋を複数店舗展開している「弘」グループのお店の中の一つ。
グループの中ではセカンドラインのような位置づけで、他の店よりも利用しやすい価格帯で展開しているようです。
昼の時間で利用してきました。
価格も非常に安く利用しやすい店 ただしそれは一定品質を担保しにくいことの裏返し
京都の焼肉事情に詳しくなく、なんとなくで利用してしまったのですが、お店に入ってびっくり非常に安価なお店でした。
ランチは1,000円を一つの目安に価格設定がなされていますし、
夜のメニューを見ても盛り合わせ系も安く、
そして単品もすこぶる安い。
もちろん利用する側からすると価格が安いのは嬉しい側面もありますが、目的が「うまい焼肉を食べたい」だった場合には少し雲行きが怪しくなります。
原価率がどうしてもかかってくるわけですから、良いモノ(美味しいものとは言っていない)はその分値段があがり価格も上げざるえません。
反対に価格が安いという事は、仕入れが他店を圧倒するほどに強いか、長年営業していて設備の償却がとうの昔に終わりその後設備投資していなかったり、賃料が安い若しくは自己所有などの条件が加わり、なにかしら原価が安くてもやっていける理由が無い限りには「当たり」をひく可能性がどんどん下がっていきます。
焼肉弘商店 烏丸錦で安いのにすさまじく美味い可能性があるとしたら、グループとしてはセカンドラインに位置付けられるブランドで、メインブランドが仕入れた牛肉にて使わない部分などを使えるとしたら、この価格でも売りがある状態をつくりかつ安価に展開できる。はず。
長々と書きましたが、食べてみての感想は…安さだけが際立つお店だなという印象。
有名なお店の名前を冠しているからといってセカンドラインはあくまでもセカンドラインであることは忘れてはいけませんね。
ランチはハラミではなく、姿切り系の肉をチョイスするほうが良い
端的に言うと、ランチメニューのハラミはちょっと首をかしげるレベル。
安いお店でも見ないレベルでダメでした。
メインブランドで仕入れたハラミにて使わないところを回しているのかな?安価な焼肉屋でよく出てくるタイプのハラミ。
前日食べたハラミが至高レベルだったことを差し引いても、少し残念だったな。
姿切り系の肉は良さそうです
昼から夜のメニューを頼めるという事で、上ロース姿切りも追加注文しました。
これは大判の肉が2枚ででんと登場し、見た目も良い。
カット用のハサミも渡されめずらしくもカットしてから焼いてくださいと指示をいただきます。
焼いたうえでカットしてね、という店は多くありますが、最初にカットしてから焼いてくださいは結構珍しい。
であれば、お店がカットしてきてくれた方がうれしいです。
このロースは、食べておいしいお肉でした。脂もさっぱり嫌な臭さも感じずむしろ美味い。
前述したハラミとの差が大きすぎてどちらか一つしか食べていない人がいたとしたら評価は真っ二つに分かれてしまうと思います。
お店のプッシュもハラミではなく「姿切り」の名がついているメニューだと思いますので、素直に正肉に狙いを絞って利用するのが良さそうです。
タレは珍しいタイプ そして上品な味わいで美味しい
肉では評価が真っ二つに分かれてしまいましたが、焼肉屋の重要評価ポイントである「タレ」は非常に美味しいお店ですね。
酸味系とも醤油系ともことなる、ほんのり甘い系のタレは非常に上品。ハラミの憎々しさには負けてしまっていましたが、姿切りのロースにはすごく合っていた。
美味しいタレでした。
やっぱり素直に姿切りを頼むのが正解のお店のようです。
トレーサビリティについては勉強になった
お肉はおいしければなんでもよい派ですが、店内に掲示されていて気になったのがトレーサビリティ用の番号
番号が、、、、書いてない。
ロットNoしか書いていない。問い合わせ先としてお店のセントラルキッチンの電話番号が書いてあります。
調べてみるとこの方法でも良いようですね。
出典:農林水産省 牛トレーサビリティ制度 特定料理提供業者の皆様へ
勉強になりました。
ランチ利用なのであくまでランチの評価にしかならないのですが、やっぱりセカンドラインはセカンドライン。
焼肉ってある程度の単価を超えないと仕入れがまず無理になりますので、値段相応の側面があることは消費者側もしっかりと理解していないと不幸が生まれます。
サクッと烏丸で焼肉ランチ食べたい!という用途の時に利用するお店だと思います。ごちそうさまでした。