飛騨牛焼肉~かをる~(岐阜県飛騨市古川町)
Address 岐阜県飛騨市古川町野口294
TEL 0577-75-2450
最寄駅 飛騨細江駅
駐車場 有り
飛騨牛といえば銘柄牛として名をはせており、牛肉に興味がない人でもその名は聞いたことがあるのではないでしょうか?
その飛騨牛の名と同じ「飛騨」が付く飛騨市にある「焼肉かをる」は地元の人に愛される有名店。
焼肉なんですが、私たちが想像しているスタイルとは一風変わった焼き方で提供されており、それを含めて楽しめるお店。
もちろん味も素晴らしく、値段と味と満足度を考えたときはかなりの高レベルなお店と言えます。
圧倒的に安い「かをる」の焼肉
焼肉屋と聞くとあまり利用したこと無い人は「ちょっと高い」と考える場合があります。
かをるにおいてはそんな心配は全くする必要がありません。
定食を中心に1,000円~2,000円でほぼ全てのメニューを楽しむことができます。
通常焼肉屋といえば
カルビ〇〇人前~
ロース〇〇人前~
と頼んでいくわけですが、この店では特殊な調理方法もあいまってそういったオーダーの仕方はあまりしません。
恥ずかしがること無く定食一品だけで良いお店なのです。
ガスコンロにそのまま置かれる「鍋」に秘密有り
各テーブルにはガスコンロがおいてありますが、肉を焼くための鉄板などの用意はされていません。
これは「肉」が到着した時に理由がわかると思います。
このかをるでの焼肉は、肉も野菜も一緒に盛られた鍋が配膳され、それをそのままガスコンロにかえて野菜炒めを作るように肉を焼いていくスタイルなのです。
焼肉なのか?という議論は残るのですが、お店の正式なお名前は飛騨牛焼肉~かをる~ということですから、やはり誰が何と言っても焼肉なのでしょう。
値段と質が良い意味でアンバランス!非常に美味しい肉でした
私が頼んだのは、特選ロース&ハラミ定食 2,000円。(プラスレバーも付けました)
この店では一番の高額商品といえます。
といっても飛騨牛をウタっているお店という事で、この価格で真っ当な肉が出てくるのか?という心配も併せて盛っていました。
疑念は肉が到着した瞬間に吹き飛びました、そして少しでも疑ったことをお店に謝りたくなるレベルで「肉」が美味そうでした。
素晴らしいのは、肉の質におごることなくしっかりと下味をつけている点。
もちろんこれが無いと野菜がうまく炒められないという理由もあるかもしれませんが、やっぱり肉に味をつけているのは、下味無き焼肉は料理にあらずという視点を持っているのかもしれません。
肉質に変なプライドを持ってしまっている焼肉屋になればなるほど、カットした肉をそのまま出してきたりするわけですが、それって精肉店で肉買ってきて家で焼いてタレ付けて食べているのと何ら変わりありません。料理としての「焼肉」に昇華されていないと思うのです。
やっぱりもみダレとつけダレの味わい、焼いた時に付加される燻煙高価による風味アップなど様々な要素が絡み合い、そのまま肉焼いて食べるよりもおしいくなる調理方法こそ焼肉であるはずです。
かをるの肉はしっかりと全体を考えたうえで下味がつけられていて好印象すぎます。
焼いた後のつけダレも幅広い皿にたくさん注がれていて好印象。
ダメな焼肉屋になると皿が小さくタレもつけにくく困ったりしますから。
容器の形状一つとっても美味しい店には理由があります。
野菜炒めを作る気分で調理して、後はご飯と一緒にガシガシ食べましょう
肉を一枚一枚焼く焼肉屋とはことなり、全ての具材が鍋にのせられてそのまま火にもかけられますので、イメージとしては野菜炒めを作る感じです。
肉にかかっていたタレが良いぐらいに野菜にも絡みつき、あきらかにどうみても美味しい野菜炒めが目の前で出来上がっていきます。
肉と野菜をタレにぶち込んだ後は、白ご飯と共に口に頬張れば、、、、そこには至福の時間が待っています。
もうたまりません。うまいの一言しかありません。
ひとつだけ注意点は、かをるのご飯、、、すごく大盛りです。私は大盛りにしませんでしたが、それでもどんぶりになみなみとご飯が盛られており、食べるのに苦しいほどでした。
でも肉と野菜の爆弾で、白ご飯は最後には足りなくなるほどの勢いで食べ進めてしまいます。
もし高校時代にこのお店が近くになったら週9で通うはずです。それほどまでに破壊力のある焼肉定食です。
↑食べ終わった鍋
久しぶりにパンチがあり、そしてその店でしか食べることができない「焼肉」に出会うことが出来ました。
このお店はわざわざ足を運んで食べたいお店ですね。特に地方の飲食店経営を考えている人などにはヒントが盛りだくさんあるお店だと思います。
私のようなただ焼肉好きで食べ歩いている人にしても素晴らしい体験ができ満足度の高いお店でした!ごちそうさまでした!!